« 雑誌「BiCYCLE CLUB」5月号 | メイン | 2009 Absa Cape Epic 挑戦を支えてくれたモノ〜モンベルのキャンプ用品〜 »

2009 Absa Cape Epic 遠征レポート⑫

3月28日(土)【ステージ7】
場所:OAK VALLEY to LOURENSFORD 距離:60km 登坂:1760m
結果:ミックスクラス7位 走行時間:3:31.56,9

st7.jpg

泣いても笑っても今日が最後!サムライ日本!勝負に出ます。スタート直後のパレード区間で飛ばして少しでも前のポジションをとり、そのままの速いペースで一列棒状になる登りにさしかかる作戦だ。
スタート直後の舗装路から声が出るほど苦しい。でも決めたこと。後先考えずにとにかく行けるだけ前に行く。途中、レベッカがとても苦しそうに走るのをパスした。私もぜーぜー言っているので声をかけることが出来ない。ごめん。何も言えなくて。「We can do it! We are SPECIALIZED!!」心の中で叫ぶ。
標高800mを越える今日一番の峠を越え、第1補給所を通過。ここではかなり良い順位を走っていた。さらに射程範囲内にミックスクラスのライバルが見える。かなり苦しくなってきたが、気力を振り絞る。ここでポーテジセクション(歩く区間)にさしかかった。ここはNational Heritageセクションといって乗車していくことが禁止され、その区間が思ったよりも長かった。滑りやすい路面を必死で小走りに進むが、どうもペースが上がらない。脚が短い上にトレイルは歩きなれていないので、どうにもこうにもこれ以上スピードを出すことが出来ないのだ。そうこうしているうちに前の選手に逃げられ、峠で引き離したはずの後ろの選手との差が縮まった。
次の試練は追い越し禁止ゾーン。これが意外と長い。5キロ以上はあったのではないだろうか。後ろの選手が詰まってしまってプレッシャーの中走る。体中の筋繊維を全て導引して必死にもがいてもこれ以上のスピードは出ない。どうしても・・・。他のチームの選手が私のサドルを押してくれる。感激!そして辛い。申し訳ない。情けない・・・。
追越しが許可されて、最後の5キロは超高速踏み踏み区間。悲鳴を上げたい(というか多分あげていた)ほど苦しい。2組のミックスクラスライダーに抜かれてしまう。必死に竹谷選手のキャメルバックを掴んで物理的にひっぱってもらうがそれでも苦しい。引っ張ってもらうと言うことは、そのオーバーペース相当のギアを自分も踏んでいなければバランスが取れないということだ。自分のハンドルを持っているほうの片手で受けとめるギャップの衝撃は大きく、腕がしびれる。転びそうな恐怖。もう頭の中がぐちゃぐちゃだ。訳の分からないような言葉をわめきまくっていた。
そして。ゴール!多くのカメラマンや観客が囲むゲートへ飛び込んだ。涙がこぼれる自分に驚く。もうMTBなんて乗らなくていい!自由の身!もう2度とステージレースなんて出るものか!MTB最高!レース大好き!南アフリカの大地で、MTBバカに囲まれて過ごした8日間。かけがえの無い経験が出来たことに深く、深く感謝。ありがとう!!

オーバーオールランキング:ミックスクラス12位 総走行時間:37:55.17,0