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2009 Absa Cape Epic 遠征レポート⑥

3月22日(日)【ステージ1】
場所:GORDON’S BAY to VILLIERSDORP 距離:112km 登坂:2769m
結果:ミックスクラス5位 走行時間:6:10.31,1

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ステージ初日。昨日のプロローグの結果から、召集・スタートゲートは「B」となった。一つ前の男子トップ選手を含むゲートAにもミックスクラスの選手が数名いる。なるべく早くAゲートスタートの選手に追いつき、同じペースで走りきりたいものだ。しかしコースプロフィールをみると今日のコースは他と比べて登高差がずば抜けて大きい。つまり最もハードなコース。焦りは禁物だ。
朝7時、1200人の集団がコースへと飛び出した。マウンテンバイクの太いタイヤとアスファルトの間に摩擦が生まれ、低い音が集団に鳴り響く。私たちはとにかく好調に飛ばした。いつものXCレース(1day、2時間弱)のような心臓を、筋肉を絞りきるような頑張りはしていないけど、前を追う気持ちは変わらない。先は長いと頭では分かっていても、良いペースが気持ちよい。程なくして私たちの目標であるレベッカに追いつき、会話を交わしながらオフロードへと入っていった。頑張れば頑張るほどミックスクラスの選手をパスできる。それでいて少しでもペダルを緩めようものなら、何分も前に抜かしたはずの選手が直ぐ後ろにいる。気の抜けないエキサイティングなレースだ。
レースも中盤。砂利の深い長い下りへさしかかった。前の選手の過剰なブレーキングが気になる。体力を温存するためにも、前を追うためにも、もっとスムーズに下りたい。我慢できずにラインを変えたところ、見た目よりも深い砂利に前輪を取られて転倒してしまった。ハンドルが曲がってしまったので一度止まって竹谷選手に直してもらっている間、そっと左肘の傷を見てみる。一番強く打った部分が腫れあがり、かなりの出血量でグローブまで染み渡ってきている。やばい…。今は集中しているので大して痛くないが、もしかしたらかなり深い傷かもしれない。まだステージ1なのに。「見て治るならいくらでも見るけど、今はレース中。どうしようもないなら気にしないのが一番!」という事にして前を向き、再びサドルにまたがった。
修理中に抜かされたいくつかのチームに再び追いつき、どんどん順位を上げていく。ラスト20キロぐらいはかなりキツくなってきたが、せっかくこの位置で走っているのに失速するのはもったいない。かなりダメージを受けた体を精神力だけで動かした。初日からこんなに辛くて大丈夫なのだろうか。しかしここで諦めなければ、この位置はポディウムかもしれない!恥ずかしながら2人ともそう信じて走りきった、そのくらいの力走だった。しかし、ゴールしてみて結果は5位。レベルの高さに呆然とした。
今日からキャンプ生活が始まる。ゴール地には参加者、スタッフの為のテントが一面に張られ、他にも洗車場、仮設シャワー、食堂用の巨大テントなど全ての設備が整えられている。一番驚いたのはポラールのブースで、連日の長時間走行で満タンになってしまう心拍データをそこでダウンロードしておくと、レース後1週間以内にメールで送ってくれるというサービスだ。わざわざ自分のパソコンを持ってこなくても毎日のデータを確認できるし、時計のメモリをリセットして翌日のデータもしっかり保存できる。ちなみに今日の「平均」心拍数はハードゾーン内。事前の合宿の経験から、ミドル領域内で走れば翌日も大丈夫、と分かっていたのに。まぁ、レースだから仕方が無い。自分の回復力を信じるしかない。