« 2009 Absa Cape Epic 遠征レポート⑥ | メイン | 2009 Absa Cape Epic 挑戦を支えてくれたモノ〜パワージェル〜 »

2009 Absa Cape Epic 遠征レポート⑦

3月23日(月)【ステージ2】
場所:VILLIERSDORP 距離:110km 登坂:1527m
結果:ミックスクラス12位 走行時間:5:27.37,8

st2.jpg

朝起きたとき、思ったよりも体か重くない。普通に起き上がることが出来た。レース期間中でテンションが高いからだろうか?
今日はサウザーら世界のトップ選手と同じAゲートからのスタートだ。この順位をキープしたいと欲張ってスタートをきった。昨日の走りは明らかに無謀だったが、想像したよりは体が動く。調子よく1個目の山を抜けていった。
第1補給地点(30km地点)を通過し、そこから第2補給地点(52km地点)までの20kmはほとんど平地。ここが大きな試練だった。自身の体力の消耗と海外選手のベースパワーを見せ付けられ、ここへ来てステージレースの洗礼を受けることとなった。
TK「集団についてから休めば楽なんだから!もっと頭使って!」
RIE「そんなこと分かってる!!!でも出来ない!苦しい!悔しい!チクショー。」
平地で集団についても全然楽じゃない。むしろ集団のペースにあわせると心拍はどんどんあがり、体中が締め付けられるように苦しい。ロードとは違って路面抵抗が大きいので、後ろに付いたとしても自分の力による部分が大きい。あきらかにこの位置はオーバーペースだ。斜度が15%や20%もある激登坂をバランスを取りながら自力で登っているときの方がどれだけ楽なことか。ひっぱってもひっぱても千切れる私に、竹谷選手のイライラは高まる。さっそくチーム崩壊の危機か?!日々ミックスクラスを走る男子選手同士で「女は大変だよな〜。ひっぱってやってるのに文句ばっかり言ってさ〜」とグチり、慰めあっていたようだが、これだけサインを送っているのだからちょっと気が付けば怒られなくてもすむことなのに!なぜ千切れてるのにペースを下げない?なぜ瀕死でもがいてるのに「前に追いついてから休め」と飄々と言う?空気読めよ!!出来ればとっくにやっている!きっとこれを読んだ男性陣は竹谷選手に深く同情するかもしれないが、女性陣はきっと「そうだー!」と拳を突き上げるだろう!
しばらくして目標としていたレベッカたちの集団が後ろから追いついてきた。がしかしそれに乗ったところで私の後輪がパンク。悔しさよりも安堵の方が大きかったのが事実だ。修理してレース復帰後もひたすら苦しい。道のりは長い。ゴールがあるのかどうかも分からなかった。でもペダルを踏み続けているとチャンプ地へたどり着き、やっとサドルから降りることが出来た。
暑さを強く感じた一日だった。実際は昨日の方が暑かったようだが、私にとっては今日の太陽の方が攻撃的に感じられた。ゴール地(=キャンプ地)の仮設シャワーで水浴びをして、スポーツバルムを体中に塗りこみ、木陰を求めて休憩した。
レースを通して、この日が一番日本へ帰りたかった。「もう日本へ帰りたいですよ〜」日本から来たフォトグラファー海上さんの取材を受けながら冗談交じりに言ってみるが、本気で涙がちょちょぎれる。だめだ。ここで諦めては胸を張って故郷の土を踏めぬ。
この日私たちはそれぞれ2回ずつパンク修理をしていたが、それ以外にも無数の植物のトゲがタイヤに刺さっていた。2人で協力して平和な雰囲気の中そのトゲを抜き、明日の(バイクとチームワークの)準備を進めた。