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2009 Absa Cape Epic 遠征レポート⑧

3月24日(火)【ステージ3】
場所:VILLIERSDORP to GREYTON 距離:73km 登坂:1976m
結果:クラス10位 走行時間:4:39.46,2

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このあたりから、欲張らずにとにかく完走することに集中し始めた。ステージレースの走り方を学び始めたといっても良いかもしれない。XCレースのような意地を張った走り方ではごまかしが効かないスケールだ。大人しく自己と向き合い、ベストを尽くすしかない。
この日のコースの特徴はとにかく担ぎが多いこと。つまり自転車に乗って登れないほどの急勾配で荒れた路面が永遠と続くのだ。序盤から石がごろごろしていて押すしかない。しかしそれはほんのウォーミングアップに過ぎないもので、コース中盤には1時間弱に渡ってひたすら担ぐセクションが待ち受けていた。今までのステージで酷使した腰が爆発しそうだ。一度足を止めようものなら、そのまま体が固まって動けなくなりそうだ。腹をくくって無心になり、淡々と担ぎ続けた。
辛いレースを強いられた前日の晩は小さなチーズケーキ一切れを口の中に押し込むのが精一杯だった。そんな状態で今日のレースを走りきれるかどうか不安を抱えながらのスタートだったのだが、走り出してしまえばスポーツドリンクもパワーGELもすんなり胃の中まで流すことが出来たので一安心だ。
今日は一日良いペースで上手くまとめて走りきることが出来た。実際、もがいた前日よりも順位を2つ上げ、この調子が最後まで続いてくれることを願った。本音を言うと、これだけスムーズに走りきって10位ということは、ステージ1のようなトップ5に返り咲くことはもう無いんだろうな、と自分の実力を悔しく思う気持ちも確かにあった。でもこの頃から同じミックスクラスを走る仲間達と顔なじみになり、言葉を交わすようになってきて、これだけ過酷なコースを走りきる彼女達を心の底からリスペクトしあい、一緒に戦う同士のような連帯感がうまれてきた。それはXCとはちょっと違う。とてもすがすがしいような、暖かいような気持ちだった。結果云々よりも、自分のベストを尽くすことが第一で、こんな壮大なステージに立てていることが嬉しく感じ始めていた。