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世界選手権レースレポート

大会名:UCIマウンテンバイク世界選手権
日時:2009年9月5日
開催場所:オーストラリア キャンベラ
天候:はれ
距離:32.35km(5周回)
結果:25位(エリート女子)
1位:KALENTIEVA Irina (ロシア) 1時間43分20秒
2位:BYBERG Lene (ノルウェー) +13秒
3位:KOERBER Willow(アメリカ) +52秒
25位:KATAYAMA Rie(日本) +10分16秒

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過去5回の出場時とは違う感覚で出発を迎えた2009年の世界選手権。毎年よりもトレーニングの手応えがあったので、「これでも走れなかったら、その後どうしたら良いのか分からない…」という不安がありました。出発日の若干早い遠征スケジュールと、時差のないオーストラリア開催という条件は最高。「このチャンスは絶対に逃してはいけない」そう心に誓って旅立ちました。

南半球はまだ冬。寒いとはいっても日が当たると心地よく、走りやすい気候でした。到着した土曜日は軽くサイクリングロードで脚を回し、翌日の日曜日にコーストレーニングへと出かけました。
テクニカルという情報は得ていたものの、そのコースに絶句。勾配のキツイのぼりがクネクネと続き、そのコーナーには大きな岩。XCコースでは見たことのないようなロックセクションの下りがあり、小さいとは言えどもジャンプも多数。全体的に土質が砂漠的なスリッピーな路面で、何もかもが不慣れで経験の少ない世界でした。地元のライダーに「日本とは全く違う…。」ともらすと、「2年もすれば慣れるよ。」と(苦笑)。泣いても笑ってもレースは1週間後の土曜日。とにかく、トレーニングあるのみ。試走で転んでしまった時や、飛ぶつもりで進入したのに怖くてブレーキをかけてしまった時には「また来年があるさ」と諦めそうな瞬間も正直あったのですが、「ここでベストを尽くせなかったら来年なんてないかもしれない」そう思いなおして前向きに気持ちを調整していきました。予定ではどこかで入れる予定だった休息日も返上して、毎日1〜2個ずつ、課題を決めてセクションを克服していきました。

いよいよ決戦日。いつもよりも時間をかけて、丁寧にウォーミングアップ。前日までは結構ナーバスになることが多いのですが、レース当日は「あとは野となれ山となれ〜」といった心境。深い呼吸を意識して、今あるものをすべて出し切ることに集中していました。
今年はワールドカップに1度も出ていないため、最後尾からのスタート。スタートループはなだらかなジープ道が続きます。前日にレースを行ったU23の選手が言っていたように、フルブレーキや落車が続いて集団は混乱気味。先頭の選手は風を受けているため速く走ろうとはしない一方、後ろの選手は少しでも前に割り込んで良い位置でシングルトラックに入るべく前輪を突っ込むので接触が多いのです。私自身は慎重になりすぎたうえに、ブレーキ後の踏み出しを繰り返して疲労し、かなり低い順位でシングルトラックの渋滞に入りました。テクニカルな部分はほとんど前が詰まって自転車を押している状態で1つ目のフィードゾーンへ。そこで知らされたビハインドは2分半…。まだ半周しか走っていないのに!結局1周目終了時の順位は42位。そこからはジープ道に出るたびに一つ前の集団に追いつき、シングルトラックに入る前にアタックをかけて前に出て…の繰り返しでした。後半になればなるほど追いつくべき選手のスピードが速いので体力的に辛かったのですが、妙に冷静な集中状態で痛みや苦しみをさほど感じず、追い続けることに夢中になれていました。結局リザルトを見ると脚が攣りかかっていたラスト2周のラップタイムが最も良く、最後まで集中して全てを出し切れた結果が、今回のトップから10分16秒、25位でした。トップから10分というひとつのステップ。ずっと願い続けていた目標に、やっと大きく近づきました。スタートの練習やウォーミングアップの再考、スキルの習得などの「課題」、別の表現をするならば「伸びしろ」はまだまだあります。やっとここまで来たんだから。1回限りのまぐれに終わらないように努力を重ね、世界の舞台で「レース」をしていきたいと思います。

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era FSR 
タイヤ:FAST TRAK LK S-WORKS 2BLISS(2.0気圧)
ペダル:TIME ATAC XS TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1、レッド1
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店