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Wo's Tour of NZレースレポート

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Women's Tour of New Zealand
2010年2月24日~28日
ニュージーランド(ウエリントン、他)
総合89人出走

Stages & results
Date Location Distance Results
Stage 1 Feb 24 Martinborough - Masterton 95 km 10位
Stage 2 Feb 25 Masterton - Palmerston North 114 km 15位
Stage 3 Feb 26 Palmerston North circuit race 87 km 23位
Stage 4 Feb 26 Palmerston North ITT 11 km 29位
Stage 5 Feb 27 Palmerston North - Masterton 112 km 30位
Stage 6 Feb 28 City of Wellington criterium 35 km 37位

今年からロードの強化指定選手に選んでもらって、これが初めての派遣レースとなった。海外のロードステージレースには06年にプライベートチームとしてオーストラリアのレースに出場した経験があるのでこれで2回目。日本とは比べ物にならない集団の大きさと壮大なスケールのコース設定は走っていてかなり興奮する。こういったレースに出場する機会を与えてもらったことに感謝しつつ、また今回はナショナルチームなので下手な走りは出来ないという責任も感じつつ、ニュージーランドへと向かった。

ステージ1
なんとなく集団が落ち着かず、ブレーキが多くて走りにくい。無駄な脚を使わないためにも、危険を回避するためにも集団前方に位置取りしたい。登りに入る前には集団前方に位置して千切れないように、とスタート前にアドバイスをもらっていたので、コース中盤の細かい丘が始まった時には常に先頭のほうにいた。なかなか体が軽くて、周りの選手の呼吸が上がっている割に私は余裕がある。…と思ったら、山岳賞に向かう最後のキツイ登りで数名がアタック。じわじわ登るのは得意だけど、あの斜度の登りでのペースアップは今の私には出来ない…。走りに見とれていると、気がつかないうちに溜まっていた疲労に支配され、ずるずる後退。「どうせ下りで追いつくかな」と思ってそれなりの第2集団でピークを通過したが、この読みは危険だった。10人ぐらいの集団だったけど先頭交代がうまくいかず、第1集団が見えなくなっていく。判断ミスだ、と思ったけど、第1集団も統率がとれていなかったようで、しばらく行くと合流できた。結局追いついたから良かったけど、「登りであと少し、ほんの少しの我慢をするかしないかで、その後のレース展開が全く変わる」なんどもミーティングで監督に言われた言葉を身をもって経験でき、翌日からのレースに活かすことができた。20人くらいの集団になってからはアタックが続いた。「良くわからないけど何事も経験」と私もアタックしたけどみんな付いてくるし、無駄だったみたい。スプリント前になったら集団前方に上がるつもりで休んでいたら、ラスト1kの看板を見過ごしてしまった。後方から出来るだけ捲って10位でフィニッシュすることができた。ただ、少し余力を残しての10位だったので、明日からはもしかしたらより上位が狙えるのでは、と欲が出てきた。

ステージ2
チームメイトの萩原選手がレース序盤から良い逃げに乗った。最初はどうなるか不安だったけど、かなりの距離を逃げ続けたので、「このままゴールまで決まるのでは」と思った矢先に萩原選手が他選手に巻き込まれて落車。神様は無情だ…。逃げを追うメイン集団でゆっくり休んでいたので、レース最後の一番きつい坂を攻めた。2名くらいの選手が逃げていたので、「追いついてやる」くらいの気持ちで前に出たけど力足りず、結局は前を引いているだけ。それでもほぼ先頭で頂上までいけたお陰で下りでは前の2名も吸収して6名くらいの少人数な先頭集団になった。リーダージャージがいたので、「このまま逃げてくれたら嬉しいな」と甘い期待を抱いてみたけど、リーダーのチームメイトがおらず、いまいちペースが上がらない。一度は見えなくなった後続集団に追い付かれて振り出しに戻る。今日は31人のスプリント。昨日の反省を活かして前に出たけどすぐに被せられ、前輪が前の選手とはすって失速し、15位でゴール。前輪がはすった選手は2位だったようで、ビビらず踏み続けていればよい位置でゴールできたのかもしれない。スプリントは難しい。

ステージ3
今日は午後にタイムトライアルがある。ステージ1〜2を先頭集団でゴールしていたので今日は力を温存して集団ゴールすればよし、とのオーダーだった。序盤に山岳賞ポイントがあったのでペースが速かったけど、周回コースに入った時には風の影響もあってペースが落ち着き、淡々とゴールへ向かった。かなり大きな集団でのスプリントだったので落車が起きそうで怖い!前に出たのが早すぎたみたいで脚がもたず、どんどん前に被さってくる選手のスピードも伸びずにもどかしいまま23位でゴールした。

ステージ4
夕方スタートのタイムトライアル。距離は11キロと短いが、起伏(ポラールのデータによると、累計110mの登高)があって走り応えがある。かと言ってそんなに斜度がある訳ではないので、体格の良い海外選手ならブンブン踏んでいけそうなコースだ。ロードレースで疲れている上に、交通渋滞の影響でスタートが45分遅れたこともあって集中することに神経を使う。とにかくガマン、ガマン。無心の域まで達することができれば楽しいんだろうけどそこまで調子を上げられず、「こんなしんどいこと二度としないぞ!」と心のなかで叫びながらゴール。正直なところ、TTはもっと苦手だと思っていたので、このくらいの順位で終われてよかった。消極的な感想で恐縮ですが。。。

ステージ5
ここ二日のホテルのマットレスが柔らかくて眠りが浅い。さすがに4日目ともなると疲労を感じるが、みんなも一緒なので踏ん張るしかない。体というよりも、心のほうが疲れてきている。集団走行で気を使うからだろうか。集中、集中。今日のコースは序盤に登りがあり、後はひたすら平地が続く。山は小気味よく超えられて調子が良さそうに感じたが、その後の平地がむちゃくちゃ長かった。総合順位を上げるには、タイムトライアルで遅れてしまったタイム差を埋めるべく集団から逃げるしかない。アタック合戦では良いものに乗れるように頑張ってみたけど、もっと独走力がないと決まらない。なんとなく山岳がないとリズムがつかめないというか、走り方が難しくて、ずっと風上にいた。風の抵抗を受けるので疲れるのはわかっていたけど、うまく場所取りをできず、ずるずるとゴールまで進んだ。スプリント前に集団前方に上がるチャンスをつかめず、流れでゴールしてしまった。

ステージ6
1周600mのショートコースを1時間プラス3周で競うクリテリウム。場所はニュージーランドの首都ウエリントンの街中という絶好の盛り上がるロケーション。コーナーの連続で減速と加速を繰り返すので、集団の前方でコーナーにさしかからないと生き残りは厳しい。Uターンや90度ターンを集団で突っ込むのはかなり勇気とスキルが必要だ。ビビっているうちに、集団が縦長に伸びて先頭との距離が開いていく。追いあげようにも加速できるような直線がない。私はコーナーの立ち上がりでスピードに乗せるパワーが足りない。鍛えるべきポイントだ。気が付けば集団が中切れしていて、あっさり15分でレースを下ろされてしまった。まぁ、仕方がない。。。

今回のステージレースを通して、登りでは海外選手と互角に走れたのが良い自信になった。ロードレースをするためには、まだまだ鍛えるべきスキルや力が沢山あるし、マウンテンバイクのぺダリングに最も近い登りを、誰にも負けないくらいさらに強化したい。初めてロードレースに出た時は全く走れずに「どうせ違う競技だから…」といじけていたけど、そうやって言い訳をしていただけなら何も得られなかったと思う。もちろん「二兎を追うものは一兎も得ず」。軸足はぶらさない。今年もロードレースに出る機会が何度かあると思うけど、「やるからには謙虚に、真剣に」をモットーに取り組みさらに多くの力を得たい。

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Amira 
ペダル:TIME RXS CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2、Ultra Balm
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

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