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自転車安全講習@警視庁交通安全教育センター

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マウンテンバイクインストラクター検定を今年一緒に受けた同期の柳澤インストラクターの計らいで、交通安全教育センターで自転車安全講習を受けてきました。

マウンテンバイクは山の中で走るのに何で交通安全?と思うかもしれませんが、
マウンテンバイクは不整地でバランスを取りながら走るので、格段と自転車に乗る技術が向上します。
そして公道を走っている間にも、ブレーキを正しく使て危険を回避し、ふらつきをなくしてより安全に走行できるようになります。
子供たち(あるいは全ての自転車に乗る人たち)にマウンテンバイクで遊ぶことでスポーツの楽しさを経験させるだけでなく、普段の移動手段として乗っているときの安全性も向上させてほしい。
インストラクターたちはそんな願いも併せ持ちながらマウンテンバイクの普及活動を行っています。

そこで、マウンテンバイクのスキルを教えるだけではなく、交通安全の知識啓蒙も織り込んだスクールプログラムを作っていけないか、ということで、今回の講習を受講してきました。

講習はもちろん法規の確認もしっかり行いました。
今まであいまいに理解していた部分もあった交通ルールをクリアーに説明してもらえました。
法規については警視庁のサイトでわかりやすく解説されています。

法規説明の後は、自転車の安全に関する体験の時間。
白バイ全日本チャンプ(!)による白熱の事故再現スタントも交えつつ、かなり興味深い内容でした。

まずは自動車とバイクの速度当てクイズ。
動く車両を正面方向から見て判断したのですが、同じ速度で走っているのにバイクのほうが断然遅く見える。
だいたいの人が、自動車に比べて10㎞/hほど遅く感じていました。
それはバイクのほうが小さいから。
同じ位置で見てもより遠く・遅く見えるんです。

この体験で感じたことは、自転車に乗っている私たちも実際よりも遅いと思われているんだな、ということ。
自転車である程度のスピードで走っているとき、横断歩道のない場所で突然歩道から歩行者がグアバ!と飛び出してきて道路を横断していったこと、ありませんか??
私はその時「このタイミングでなんで出てくるんだろう!」とヒヤッとしたことがあります。
その歩行者は自転車を見ていないのではなく、きっともっと遅いもんだと感じて判断していたんですね。
自分は実際よりも遅く見られている(特に正面から見られたとき)。
公道を走るとき覚えておこうと思います。


そして次に楽しかった体験が、ランプに反応してブレーキングをするというもの。
自分があるセンサーの前を通過すると、前方のランプが光り、即座にブレーキをします。
停止目標の位置が決められているのですが、その停止位置の寸前まで来ないとランプが光らないので「いくらスポーツバイクのブレーキ性能が良いからって、それは無理っしょ!」って思ったら・・・違うんです。

ランプは停止位置の3m前ぐらいですでに光っています。
3mあれば普通、自転車は止まれます。
でも、光が眼に入ってから脳に届くまでの時間+ブレーキを握るという行動を起こすまでの時間に平均0.75秒ほどかかるそうです。

スポーツバイクの時速がだいたい25㎞ぐらいだとすると、危険を目視してからブレーキレバーを握り始めるまでに自分は5mも進んでしまう。

そのタイムラグがあるから、ランプの光る3m手前でブレーキを握ることができず、交差点の3m手前から見えていたはずの障害物に当たって事故を起こしてしまった、というのが今回のシュミレーションの結果です。

こんなにタイムラグがあるなんて!ショック~。
でもはっきり認識して、安全に役立てていきたいと思います。

自転車に乗るからには公道を走る機会は絶対あるわけですし、スポーツバイクのイメージアップのためにも、スポーツバイクを社会に役立てるためにも、安全に関する知識をしっかり身に着けて、スポーツの楽しさと併せて普及していきたいと思います。