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レースレポート アーカイブ

2008年10月08日

北京五輪レースレポート

片山梨絵レースレポート

日時:2008年8月23日(土)
大会名:第29回オリンピック競技大会 2008北京 自転車・マウンテンバイク競技
開催場所:中国 老山 MTBコース 
天候:晴れ・ドライコンディション 気温:32度
距離:26.7km(6周回)
結果:女子 20位
1, SPITZ Sabine(GER) 1:45:11
2, WLOSZCZOWSKA Maja(POL) +0:41
3, KALENTYEVA Irina(RUS) +1:17
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20 KATAYAMA Rie -1rap


 今まで体験したことの無いような大きな声援の中、通常3分前からあるスタートのコールが聞こえず、気がついたときには30秒前!急いで右脚のクリートをペダルへと装着しました。いよいよ本番。今まで経験してきたこと、努力してきたこと全部の本番。自分からスタートラインに向かうというよりも、「時間に背中を押されながらここまで来てしまった」そんな感覚が本音でした。それでも毎日すべき事はしてきたんだから、あとの結果は神様まかせ。とりあえず落ち着いていつもの走りをする覚悟はできていました。

 中国人の大声援にかき消されそうなスタートの号砲が鳴り、集団がふわりと動き出しました。舗装路ですぐに左コーナー。落車のありそうなレイアウトでした。注意深く走っているとやっぱり落車があり、フルブレーキした上に後輪を当てられた衝撃で大きく失速してしまいました。自分の持っているパワーは全て良い順位でシングルトラックへ入っていく為に使いたかったのですが、集団に追いつくだけで必死という状況に。去年同じコースであったプレ大会では、上出来に決まったスタートで良いポジションをとり、そのハイスピードな流れに乗ったまま苦しい以上のゾーンに入って走れたので、今回もそれを狙っていました。しかし現実は…痛い出だしでした。必死にもがいていると、横で同じくスタートに失敗した中国人2選手が腰を上げ、ペダルを踏み込みました。「これに付いて行けば集団前方まで行ける!」頭ではそう感じても、酸素が十分行き渡っていない細胞達はそのようには反応してくれませんでした。スタート後の混乱も落ち着いて、なんとか付いていけるペースの集団と一緒にコース後半の一番激しいダウンヒルセクションにさしかかりました。そこは押して歩くのも困難なほど急な斜度で、自転車を降りるとかなりタイムロスをするため、なんとしても乗って行きたいところ。通常なら前走の選手が押しているときは自分も自転車を降りて押すのが冷静な判断なのですが、どうしても前に行きたい気持ちが先行してそのまま突っ込み、転倒してしまいました。前で自転車を押している選手がエスケープルートを歩いてくれると願っての突っ込みだったのですがメインルートを行かれてしまい、私は下りの途中で止まれなかったのです(この時の木に抱きついて止まるシーンはテレビで何度も放送されることになってしまいました…)。

 2周目からはだいぶ人がまばらになり、1人で走る時間が長くなってきました。こういうときはどうしてもペースダウンしてしまいがちなので要注意です。厳しい暑さのせいか、目の前で優勝候補のMarie-Helene選手(カナダ)がフラフラと走りながらコーステープをくぐり、レースをリタイヤしていきました。熱中症でしょうか。このコンディションは誰にとっても厳しいもの。諦めない、踏むのを辞めないことが大事…。その一心で一回一回のペダリングに気持ちを込めました。3周目、自分のペースダウンが肌で感じられて、不安に負けそうになります。コースサイドで応援してくれたチームメイトでアテネオリンピアンの竹谷選手が「みんなもペースが落ちているから大丈夫!」と声をかけてくれます。しかしスタートラインに設けられた時計で周回ごとに確認するトップとのビハインドは予想以上に離れていってしまいます。マウンテンバイクのレースでは、「1周目の最速ラップの80%を超えるタイムの遅れをとると、次の周回に入れない」というルールがあります。特に五輪のコースは劇場的な見栄えを意識してなのか1周あたりのタイムが短く周回数が多いので、毎回日本人選手は完走の壁を破れずにいました。今回の北京に臨むまでにはアテネ代表の中込選手、竹谷選手に多くの指導を受けていたので、そんな先輩たちの積み重ねを引き継いで、完走だけは絶対する、そして、良い結果を残す、というのが今回の目標でしたし、それが出来ると信じていました。毎周回1人か2人の選手を抜かして、着実に順位を上げていました。アジア特有の蒸し暑さに耐える能力は他のライダーたちに負けません。踏み続ければ、前の選手の背中が見える。そうして集中力をつないでいきました。

 5周目の後半、後方から最後尾を追うバイクのエンジン音が聞こえました。4周目で多くのライダーが80%ルールによりタイムアウトになったようです。そのまま後追いバイクが私たち2名のライダーを抜かして行きます。「どうゆう意味??」とタイムアウトの可能性に焦りながらありったけの力を振り絞っていると、普段転ばないようなセクションで連続して転倒してしまい、大きなタイムロスと、順位を1つ下げるというミスをしてしまいました。そして、まさかのタイムアウト。最終周回には入れずに私の北京五輪が終わりました。

 レースが終わって感じたことは「終わっちゃった。」ということ。こんなはずじゃなかったのに、終わっちゃった。目標に向かってみんなの力を合わせて突き進むのがとても興奮して楽しい時間だったのに、終わっちゃった。しばらくは空虚感にとらわれてぼーっとしていました。

 初めて出場した五輪。あらゆる競技、あらゆる国の選手が、ひとつの目標に向かって進むその空気を胸いっぱいに吸い込めたことはかけがえの無い経験だったと思います。勝つものがいれば、負けるものがある。すべの人の努力を尊く思うと同時に、勝者の力を見せつけられました。

 五輪が終わってからもう2ヶ月近く経とうとしています。この期間は気の向くままに自転車に乗り、旅行をして、リラックスした時間をすごしました。心身ともにとても練習できるような状態ではなく、自由な時間が必要で、いろんな事を考えていました。

-もう充分やってきたんだからこれ以上苦しむ必要はない。
-たった4年だけで自分の力に限界を決めて良いのか?
-せっかく素晴らしいスポーツに出会い、素晴らしい環境を与えられているのだからこの場でもっと成長してみたい。
-こうしているうちにも細胞はどんどん老化して、自転車を降りた後の人生が縮んでいく…。

でも結局はペダルを回すことが心地よく、もう少しこのクロスカントリーレースという場で冒険してみたいと思っています。少し登り方を工夫して、より頂点に近い場所の景色を見られるように。

2008年10月22日

最終戦レースレポート

片山梨絵レースレポート

日時:2008年10月19日(日)
大会名:JCFマウンテンバイクジャパンシリーズ石川/白山瀬女高原大会 J1ファイナル
開催場所:石川県 白山瀬女スキー場 
天候:晴れ・ドライコンディション 気温:26度
距離:30.0km(5周回)
結果:女子 2位
1, 中込由香里(SY-Nak SPECIALIZED)
2, 片山梨絵(SPECIALIZED)
3, 矢沢みつみ(SY-Nak SPECIALIZED)

8月の五輪が終わってからしばらくオフをとり、1ヶ月ほど前から徐々に練習を再開していました。以前は多少乗らない期間があってもスムーズに練習復帰できたのですが、今回は妙に体が重い。。。でも気負わずに楽しく走れていました。事前に野辺山で中込選手と一緒に練習させてもらったところ、むちゃくちゃ体のライン・バランスが綺麗!絶好調の様子です。ここで私も調子を上げられれば、03年のさのさか以来のデットヒートレースが出来るかもしれない。ワクワクしながら限られた時間の中で調整を進め、当日を迎えました。

コース試走はなかなかの好感触。ここは怪我人の多い厳しいコースのため毎年ビビってしまっていたのですが、今年は路面の整備が良く、楽しく走れそうです。前夜にチームマッサーであるジョーさんから受けた治療でも「コンディション良いね」と言ってもらい、ぐっすり眠って当日を迎えました。

気持ちよい秋晴れの空にスタートの号砲が響き、女子エリートクラスが一斉にスタートしました。まず飛び出したのは山本選手(BMC)。きちんとペダルが回っていて、無理やりな感じは無く、最初の登りのほぼ頂上までトップをキープする力走でした。次に積極的な走りを見せたのは矢沢選手(SY-Nak SPECIALIZED)。何度か抜かそうかと試みたのですが、とてもガッツある走りで前には出させてくれず、しばらくペースを作ってもらうことにしました。

そして2週目も終盤の頃、後ろ中込選手(SY-Nak SPECIALIZED)が20秒差に詰まってきているとの事。そこからはペースを少し上げて矢沢選手を振り切って、中込選手と1対1のレースに持ち込みました。本当はここで独走して20秒差をキープしたまま走れれば一番安心感があったのですが、平地区間の中込選手の伸びは素晴らしく、その区間だけで毎周回15秒〜20秒ほどの差をあっさりと追いつかれていたようです。一方私のほうは下りと登りは上手く走れるのですが、平地はまったく足が回りませんでした。4周目の登り。中込選手が前に出て走り、背中からは闘志と集中があふれています。シングルに入る前に私が前に出て、下りで少し差を広げますが、平地区間では気がつけば後ろに中込選手。もう1度登りで前に出て、下りで少し離しても、最周回に入る頃にはまた気がつけば真後ろに中込選手!

「最周回の最初の下りでかっ飛ばして、そのまま逃げ切るぞ〜」と快調に飛ばし、後ろも離れて安心したその瞬間、私は地面にkissしていました。どうやら転倒して顔面から落ちたようです(後で確認するとヘルメットもサングラスも割れていて悲しかったです…)。近づいてくる自転車の音に遅れないように立ち上がって走り出しましたが、またまた‘後ろには中込選手’の状態。

「これは最後の登り勝負だな」と準備をして、またまたアタック!少し差を広げて下りだし、やれやれ。「さっきの周回で少し滑った段差は丁寧に・・・」なんて余計なことを考えてしまったらそこで滑って転倒し、また近づくバイクの音。すぐに跨って走り出したら、チェーンが外れていて前に進まず、ついに抜かされてしまいました。あ〜あ。

中込選手の勝負強さに完敗です。直後は楽しかったレースですが、時間が経つとちょっと悔しい。この気持ちと中込選手の熱い走りをパワーに変えて、11月8日のアジア選手権(ネパール・カトマンズ)では快走をしてきたいです。


使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era2009 
タイヤ:FAST TRACK SL 2.0(1.8気圧)
http://www.specialized.com/bc/

ペダル:TIME ATAC XS TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
http://www.dinosaur-gr.com/

アイウエア:ネガネナカジマ
http://www.h2.dion.ne.jp/~opt/

シューズ: パールイズミ ピーアイバガボンド®M4 ウーメン
http://www.pearlizumi.co.jp/

コンディショニング:テクノリンク V-TRON  http://www.techno-link.co.jp/
         :日本カイロプラクティックセンター大船 http://www.joe39.net/

補給:グリコパワープロダクション
   BCAA顆粒×2本(レース30分前)
   クエン酸&BCAAドリンク(レース後)
http://www.glico.co.jp/info/pwr_pro/

2008年11月09日

アジア選手権レースレポート

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日時:2008年11月8日(土)
大会名:第14回アジアマウンテンバイク選手権
開催場所:ネパール カトマンズ
天候:晴れ・ドライコンディション 
距離:27.1km(5周回+スタートループ)
結果:女子 4位
1, REN CHENGYUAN(中国)1:34:24
2, LIU YING(中国)1:37:11
3, SHI QINGLAN(中国)1:38:59
4, 片山梨絵(日本)1:41:20
5, WANG JINGJING(中国)1:45:03
6, DAM NGUYEN THANH(ベトナム)1:50:56

今シーズン最後のレースであるアジア選手権のため、ネパール・カトマンズへ到着しました。途中バンコクで1泊するという長旅でしたが、滞在先であるホテルの食事(カレー)が美味しかったので良い滑り出しです。アジア選手権は04年にチャンピオンになって以来、毎年中国人選手に負け続け、表彰台すらも登れないのが3年間続いていました。去年は表彰台よりも確実に五輪枠を取ること(中国3人のペースは気にせずに、その次の順位を死守する)に集中していましたが、今年は「表彰台に登りたい!」と強く願って臨みました。9月に代表が内定したときは、正直なところちゃんとコンディションを整えられるか自信がなかったのですが、大会が近づくにつれて体調も、そして何よりも気力が充実してきて、心地よい緊張感を味わっていました。
スタート。ペダルキャッチに遅れて焦りましたが、左コーナーを曲がりシングルトラックに入るまでの数十メートルの登りをダッシュします。体が重さを訴えることなくペダルがくるくる回り、今日は調子が良い!と確信しました。今回エントリーしている中国選手はワールドカップで活躍をしている3選手REN選手、LIU選手、WANG選手と今回始めて顔を見せた新人選手のSHI選手。ワールド3選手の後に続く4位でスタートループへ入りました。しばらくするとWANG選手は苦しいのか集団の後ろに付くようになり、私の後ろを走るSHI選手が必死に私の前へ入ろうとしますが、こちらも負けじと3位のポジションをキープしていました。ダブルトラックではポジション争いをして、シングルではワールドカップ優勝経験者の真後ろをぴったり走る。そんな状態が4キロほど続き、かなり興奮していました!!そして1周目コース中盤のアスファルトの登り。まとまった長い登りになるとどうしても付いて走ることができず、REN、LIU選手のパックと、そこからポロポロこぼれ落ちた3〜5位の選手が単独で等間隔に走っている、というような状況になってしまいました。トップ2選手はよっぽどのトラブルがないと厳しいな、と冷静に判断してしまいましたが、3位のSHI選手はオフロードのスキルなどまだ隙があったので、「追いつける!」と信じて飛ばし続けました。WANG選手がここで遅れたのがとても意外で、表彰台の可能性が高まったんだ、と自分を励ましていました。もうそこからはとにかく必死で、あまり覚えていません。。。どうやら3周目に3位の選手との差が一気に大きく開き、4,5周目はほぼイーブンペースで走っていたようです。2周目はまだ見えていたのでとにかく追いかけ、3周目もそれをキープして、4周目でまた背中を捕らえるつもりで力を振り絞り、5周目は無心で走っていました。自分の走りは良かったと思います。とても気持ちよかった。今シーズンで1番集中できたレースでした。でもメダルが欲しかった。弱い部分を認めざるをえませんが、今シーズンの最後に楽しいレースが出来て、希望をもってオフトレに燃えられそうです。良いレースをしたなら結果も残したかったところだけど、今回メダルがお預けになったのはいつかもっと大きい舞台でメダルを掴むため、ということにしておきましょう。
今シーズンも沢山の応援ありがとうございました。やっぱりレースは楽しい!ではまた春に、強くなってお会いしましょう!

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era2009 
タイヤ:FAST TRACK LK 2.0(1.8気圧)
http://www.specialized.com/bc/

ペダル:TIME ATAC XS TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2
http://www.dinosaur-gr.com/

アイウエア:ネガネナカジマ
http://www.h2.dion.ne.jp/~opt/

シューズ: パールイズミ ピーアイバガボンド®M4 ウーメン
http://www.pearlizumi.co.jp/

コンディショニング:テクノリンク V-TRON  http://www.techno-link.co.jp/
         :日本カイロプラクティックセンター大船 http://www.joe39.net/

補給:グリコパワープロダクション
   BCAA顆粒×2本(レース30分前)
   クエン酸&BCAAドリンク(レース後)
http://www.glico.co.jp/info/pwr_pro/

2009年04月29日

ジャパンシリーズ#2八幡浜〜レースレポート〜

2009 J Yawatahama International Cross-Country Race
日時:2009年4月26日(日)10:10〜
開催場所:愛媛県 八幡浜市
天候:曇り・ウエットコンディション 
距離:28.35km(5周回)
結果:女子 優勝
1, 片山梨絵(SPECIALIZED) 1:48:58.78
2, 中込由香里(SY-Nak SPECIALIZED) +2:52.71
3, 矢沢みつみ(Team corratec) +6:57.12

 3月末のケープエピックMTBステージレースに出場するため、今年の冬はとにかく時間を長く乗る練習をこなしていました。4月1日に帰国してからは精神的な充足感と肉体的な疲労が濃く残り、リカバリーと充電に終始せざるをえませんでした。加えて各方面へのレース報告などであっという間に時間が過ぎ、気がつけば私にとってのクロスカントリーシーズンが始まろうとしていました。XCレースを走るためのスピード練習を全くしないまま、第2戦からの参戦。不安はありましたが、それはレースのスケジュールを立てたときから分かっていたこと。自分のベーススピードが向上していることを信じて、今の全力を出し切るしかありません。自分が本調子でない分、他の選手がどんな仕上がりで2009シーズンを走るのか、どんな若い選手たちと競い合えるのかがワクワクの対象となっていました。

 号砲。今年初めてのXCレースへと飛び込んでいきます。シングルトラックに入る前の平坦コースは、かなり強烈な向かい風。右斜め後ろに1本の前輪を確認し、心が躍ります。シングルトラックには1番で入れるように、もう一度ペダルを踏みなおしました。
まだ1周目。気がついたらスタートダッシュが決まっていました。あの右斜め後ろの前輪は誰だったのだろう。そこからは一人旅になってしまい、ひたすら自分の理想と戦うことになってしまいました。ここはアウターギア、ここはセンターギア、ここはダンシング。事前に決めた「ルール」を忠実に守りながら周回を重ねていきます。後半、徐々に決めたギアを守ると回転数が落ちるようになってきました。ここで、ポジティブにこのギアを攻めていかないと海外のレースでは置いてけぼりを食らってしまいます。今シーズン中にこれが出来るように体を仕上げていかなければ。
途中、スタッフから後ろの状況を聞くと、2位は中込選手とのこと。焦りというよりも、笑顔がでました。まったくかなわないなと。結果やスピードなんかではなく、もっと大切な、レース一つひとつの、競技生活全体の精神力がまったくかなわない。後ろから送られてくるパワーを受け取って、前を目指しました。

 私はあと何年走るか分かりません。若い選手は優等生じゃなくてもいいから、爪をといで、牙をむいて、一心不乱に上を目指す時期があってもいいと思う。レースは楽しいよ。

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era FSR 
タイヤ:S-Works Captain(1.8気圧)
ペダル:TIME ATAC XS TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2
アイウエア:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
         

2009年05月21日

アドベンチャーイン富士見〜レースレポート〜

日時:2009年5月17日(日)
開催場所:長野県 諏訪郡 富士見パノラマリゾート周辺
天候:雨・マッドコンディション 
距離:50km(入笠林道・富士見パノラマDH Cコースを含む、特設コース)
結果:MTB50kmの部・女子総合優勝
1, 片山梨絵(SPECIALIZED) 2時間47分20秒
2, 中込由香里(SY-Nak SPECIALIZED) 2時間56分16秒
3, 矢沢みつみ(Team corratec) 2時間57分26秒

いつものクロスカントリーレースとは少し異なるアドベンチャーレース。スタートから一気に1000mUPで入笠山の頂上まで登り、山の上の林道を周回して、富士見パノラマスキー場のダウンヒルCコースを下ってくる、合計50kmのレース。今まで何度か出場したことがあるのですが、この手のロングレースはどうも苦手で、いつも苦しい思いをしていました。しかし今年はケープエピック(マウンテンバイクステージレース)を経験してレベルアップしているはず。長距離レースのペース配分もだいぶ掴んできたので、イメージもばっちりです。そんな雰囲気が出てしまっていたのか、スタート前に轍屋自転車店・店主の鏑木さんと、エリートライダーの小田島さんに挑戦状をたたきつけられてしまいました。
スタート後のパレード区間が終わって間もなく、10名ほどの男子トップ集団から遅れをとりながらも、悪くないペースを刻んでいました。オフロードに入ってしばらくすると、前に鏑木店長らしき背中が。確信を持てないまま等間隔で登り続けました。第1補給所を過ぎたころからだんだんその差を詰めて追いつき、鏑木店長と一緒に走行。「あれ?前の小田島さんじゃない?」「ほんとだ!」そんな会話を交わしつつ、前を追います。後半鏑木店長が前に出てからはそのペースについていけずにまた単独になってしまいましたが、見える範囲で小田島さんと鏑木店長の一緒に走るパックが走っていました。頂上につき、平坦と下りが入り混じり始めたころから加速して、一気に前に追いつきました。「とりあえず、元気なうちに女子の底力を見せてやるか!」と2人の前を引きます。これで千切ることができたら爽快だったんですが、逆にライバルのスイッチを入れてしまった模様。かなりRのキツイ林道下りで小田島さんのアタック!う〜、悔しいが付いていけない。そこからしばらくは穏やかな登り。時間をかけてじっくり追いつき、小田島さんの後ろをしっかりマーク。しばらくは小田島さん、鏑木店長、私の3人でパックになったり、ちょっと離れてしまったり、を繰り返していました。またまた林道の下りにさしかかり、「千切れてたまるものか〜」と必死に小田島さんを追いかけていると、左コーナーで大クラッシュ。前輪はゆがんでいわゆる「ポテチ」状態。ハンドルはあらぬ方向を向き、バーエンドは折れて、シフトレバーまでも曲がる始末。起き上がって真っ先に深呼吸をしてみたところ、痛みがなかったのでアバラはセーフ!これなら走れる!後ろを走っていた店長に「大丈夫、先に行って!」と口で言いながら、目で「助けて」と訴えてみたところ、「メカニック>レーサー」との優しいご判断で走れるようにバイクの応急処置をして下さいました(笑)。そう、鏑木店長は04年からずっと私のメカニシャンを務めてくださっているのです。ありがたい!再スタートを切ってしばらくは
梨「小田島さんに置いてかれちゃってごめんなさいね。」
鏑「でも途中まででも一緒に走れて良かったじゃん。」
梨「ですよね〜。今日は調子良かったのにな〜。残念です。まぁ、あとはゆっくり行きますわ〜。」
なんて感じですっかりツーリングモード。しかし、前輪ポテチでも意外と違和感なく登れることが分かってくると、このペースじゃ遅いなぁ、と感じるようになってきました。それなりに疲れているのでマイペースで走るのが一番楽なため、恩を仇で返すようで申しわけないけど容赦なく前に出て単独走行開始。下りは時々バイクが変な動きをするので安全第一のゆっくり走行。それなのに、キツイ登りにさしかかったときに再び小田島さんが見えたのです!「追いついてこの悲惨な前輪を見せてやる〜。」と思ったけど僅かに届かず、Cコースの下りへ突入。転んだ時はゴンドラ駅まで走ってゴンドラで下ることも考えていたのですが、気がついたらレースモードに戻っていてそのまま下り始めました。前半のハイスピード区間は壊れたバイクの挙動をつかみ切っていないので何時でも停止できるスピードにコントロール。時々安全な直線でブレーキをリリースしてみると、これまた意外と普通に走れる。調子が出てきたところで後ろから鏑木店長に追いつかれ一緒に走行。前を譲ろうとしたけど、ジェントルカブラギが「いいよ」と言ってくれるので、なるべく迷惑をかけないように攻めて走行。前輪の歪みのことなどすっかり忘れてしまいました。後半のセクションはスリックタイヤを履いている鏑木店長はかなり滑る様子。Cコース無敵の男を誇る鏑木店長をまさにそのコースで千切れるだなんて、この上ない快感。ガンガン攻めます。そのままレースモードで最後のゲレンデをアタックし、そのままゴール。男子総合9位相当のタイムでした。
今回、健脚男子のお二人とレースが出来てとても楽しかったです。登りでもヒラヒラ千切れ、下りでは置いてけぼりでしたが、コンスタントに走っていると何度でも追いつく事が出来たのが収穫です。もうちょっと強くなって、先頭交代しながらレースできるようになると、さらにエキサイトですね。また胸を貸してください!あいにくのお天気となってしまった今大会ですが、私は白熱レースのお陰で震えることなく、素晴らしいコースを走り切ることができました。他の参加者の皆さんもこの過酷な天候の中、50kmものコースを走り切ったことでとても誇らしい充足感に包まれていました。ライバルたちとレースするもよし、自分に向き合うもよし、仲間と一緒にゴールを目指すもよし。さまざまなレベルの人たちが一緒になって楽しめる、最高の大会でしたよね。参加者のみなさん、運営のみなさん、楽しい時間を共有できたことに感謝します!

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era FSR 
タイヤ:S-WORKS SAUSERWIND™ 2BLISS2.0(1.9気圧)
ペダル:TIME ATAC XS TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2・シャモワクリーム
アイウエア:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル レース中2個摂取
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 

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写真:信州ふぉとふぉと館

2009年06月03日

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝〜レースレポート〜

日時:2009年5月31日(日)
開催場所:長野県 王滝村内木曽林道
天候:大雨!
距離:100km(ワンウエイコース)
結果:女子総合優勝:5時間47分59秒

 初めての王滝参戦。今までは長距離が苦手で敬遠していたレースなのですが、今年は3月のケープエピックに始まり、ロングレースとベースづくりの時間練習を重視してしているので、どんな走りが出来るのがとても楽しみにしていました。

 しかし。。。レース直前である木曜日の練習中に転倒して、右膝の縫合と太もも2ヵ所の打撲。縫った傷は順調に回復していったのですが、打撲の影響がかなり大きく、金曜日の午前は全く歩けない、立ち上がれない、トイレに行くのも決死の覚悟が必要な状態。太ももの打撲が膝に強烈な痛みを生じさせ、体重をかけることが出来ないのです。骨や靭帯の異常を心配して不安な時間を過ごしていました。それでも安静にしていたのが良かったのか、夕方からつかまり歩きが出来るようになって、快方に向かっていることが確認できたので、とにかく現地へ向かう決心をしました。
土曜日は歩けるけど、歩けば膝が熱をもってしまっていました。レースを走って怪我を長引かせる事だけはしてはいけない。シーズンはこれからやっと中盤にさしかかるところで、まだまだ先が長い。でも、今年国内で一番楽しみにしていたこのレースをスタートできないのは悲しすぎる。ひたすら葛藤が続きました。
  しかも天気予報は雨。「スタート時に雨が降っていたら、体の元気な部分も冷えて硬くなり、痛む右膝の動きをカバーできないので出場を断念する。」これが前夜に竹谷コーチと相談して決めた答えでした。

 当日3時起床。膝の痛みと動きの制限はどんどん少なくなってきているし、雨音もしない。やった!最高の気分で朝ごはんのおにぎりを食べて、まだ早いので少し2度寝。しかし、屋根を打つ無情な雨音に起こされることとなりました。どうしよう。再び葛藤。しかし、ここまで来たらもう止められない!
・危険を感じたら、勇気あるリタイアを決断する
・絶対に何があっても転ばない、ムキにならない
この2つを呪文のように何度も自分に言い聞かせ、スタートラインへと向かいました。

 スタート前に行われた御嶽神社の神主さんによる安全祈願。御嶽山に向かって二礼二拍手一礼。ほんと、お願いします!!安全にゴールできますように!!!

 パレード区間が終わり、レースがスタート。すぐに周りの男性は勢いよく猛ダッシュ!私はマーペースを守りつつも、あまりにも後ろに落ちすぎると後で抜かすのが大変なので、ある程度のペースで進みます。下りにさしかかると、スタンディングポジションを取ったときに右膝が痛むし、踏ん張りがきかない。ERA FSRのサスペンションに大いに助けられながら、座ったまま、ペースをコントロールして下ります。幸いぺダリングを要する下りが多かったため、大きなディスアドバンテージにはならなさそう。
 アップダウンを繰り返す中で、下りは慎重にこなすけど、怪我の言い訳に甘えて必要以上にペースを落としているのではないか?と自分に対していらだってきます。冷静に、冷静に。下りのスローペースに巻き込まれて登りまでも妥協することは絶対にないように、自分を戒めながらぺダリングを続けました。
 第1CPの前あたりから体が冷えてくるのを感じました。怪我を防ぐためにも、長い下りの前にジャケットを着なくては。どこが山のピークかを判断するのに、友人からもらった標高差マップや、周りを走る経験者からの情報がとても役立ちました。助け合って、進んでいく。ロングレースの醍醐味です。

 50キロらへんでは体がとにかくキツくなってきました。腰は痛いし、両脚も重く痛い(怪我ではなく、疲労で)。体が絶望的な状態になってきたのです。一瞬「もうイヤだ」と弱気になりかけたのですが、「痛いの上等!この体とこの気持ちにどう対峙するかがエンデュランスレースの面白み!」とテンションを上げていきました。ケープエピック以来の『悟りの感謝モード』に突入です。
「こんなに素晴らしいレースを準備してくれた主催者のみなさんありがとう」
「こんなに壮大な山と自然にありがとう」
「前を走る人たちは、轍をつけて後続の選手を励ましてくれているんだな、ありがとう」
「きょう、無事にスタートできてありがとう」
もう訳がわからない。とにかく、心に苦しみが入り込む隙を与えないように、ポジティブワードで埋めていきました。

 しばらくすると辛さを忘れ、体が軽くなってきました。このころ、抜きつ抜かれつの選手が2〜3人いて、デットヒートに夢中になっていると、もう一つ前の集団に追いついたりしてかなり楽しい!最後のループでも何人か選手をパスしてやっと辿り着いたゴール!!スタッフのみなさんが暖かく迎えてくれて最高のレースでした。脚の怪我のほうは、レース後すっかり良くなってしまって困惑。三味線じゃないです、本当に痛かったんです、レース前は・・・(苦笑)。
あー走れて良かった!
そして、女子1位、総合でも7位と予想以上の結果だったので、秋は最初から結果を狙って頑張ります!

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era FSR 
タイヤ:FAST TRAK CONTROL 2BLISS(2.0気圧)
ペダル:TIME ATAC XS TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2・シャモワクリーム
アイウエア:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE

2009年06月27日

全日本実業団西日本サイクルロードレース大会〜レースレポート〜

第43回全日本実業団西日本サイクルロードレース大会
平成21年6月21日(日)  
広島県中央森林公園サイクリングコース(12.3km周回コース)

結果
1、CHISAKO (UTSUNOMIYA BLITZEN FR) 1:04:14
2、片山 梨絵                     1:04:14
3、森田 正美 (チームブリヂストン・アンカーFR) 1:04:15
4、﨑本 智子 (日本食研実業団トライアスロン部) 1:04:16

 去年は五輪のため、MTB1本に集中。ロードレースには出ていませんでした。でも、今年はトレーニングの年。「ロードレースのようなぺダリング、負荷の波、スピード感、集中力などを経験しておいても、きっとMTBの為になるはず。」とロードレースにも参加してみることにしました。以前何度か出場したことはあるのですが、まだ感覚をつかむほどではなかった上に、もうかなり前の話でブランクは大きくなっています。ちょっと小さくなりながら、でも新鮮な気持ちで、レースを迎えました。

 後ろのほうを走っていて、途中で千切れてしまってはもったいない。レースの流れを読む経験がない分、集団前方を陣取ってレースを進めます。「私は、長い登りはどのくらい得意なのかな」というのと、「登りで踏んだ後に私の脚はどのくらい回復するものなのかな」、という2点の力試しのため、登りではなるべくペースアップをしてみました。そうこうするうちに集団はどんどん小さくなり、12.3kmのコースを3周したあと、最終周回に入ったときは4人の集団。しかしトライアスリートの崎本選手と私ばかりが集団の前に出てしまう状況に。「これって、良くないよなぁ」と思うものの、どうしたら良いのかわからない・・・。しまいには体が勝手にMTBと勘違いして、下る前(=MTBではシングルトラックに入る前)のピークで横に並んだ選手に対抗して踏みなおしてしまう始末です。MTBでは先に下ったほうが有利なのでそこが勝負ポイントなんだけど、ロードでは後ろに付いたほうがクレバーですよね・・・。

 いよいよ最終局面。登りで再びペースアップ。一番元気なのはCHISAKO選手の模様。その後も崎本選手が積極的に前を引き、ゴールスプリントへ。前に出た瞬間「やばっ、早く出過ぎた!」と思ったけど、もう行くしかない!!思いっきりもがき、2位でのFINISH。「あちゃー」という経験不足、オツム不足を悔やむ気持ちと、「思ったよりもイケるやん、ワタシ」という複雑な気持ちでレースを終えました。
次戦は6月28日。同じく広島の森林公園で開催される全日本選手権に出場します。みんなが命を削る思いで真剣に勝負する選手権。その重大さはMTBの選手権でしっかり認識しているつもりです。そんな大会に参加させていただける事に感謝しつつ、みんなの「本気」に負けないようMTBerの意地を見せられればと思います。

使用機材
バイク:S-Works Ruby SL
ホイール:ROVAL RAPIDE(tm) SL CARBON
ペダル:タイムRXS ULTEAM TI CARBON
マッサージオイル:SportsBalm イエロー2・シャモワクリーム
アイウエア:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE

2009年07月27日

全日本選手権(マウンテンバイク・クロスカントリー)〜レースレポート〜

日時:2009年7月20日(月)
開催場所:長野県 富士見パノラマリゾート
天候:はれ
距離:4.2km×4周(16.8km)
結果:女子優勝
1位:片山梨絵(SPECIALIZED) 1時間21分46秒84
2位:中込由香里(SY-Nak SPECIALIZED) +3分45秒99
3位:矢沢みつみ(Taem corratec) +9分50秒62

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写真:SHO FUJIMAKI

V6達成しました。
こんなにも長い間、多くの人に支えられて走れて幸せです。
だからこそ、もっと力強い走りを実現しなければ!
毎年そんなことを思うのが、私にとっての「選手権」みたいです。

今回の選手権は、「慣れてきた6年目こそ、トラブルがあるんじゃないか?」などと考えてしまって、とても緊張するスタートとなりました。
前日まではグズグズした雨模様で下が、当日は照りつける暑さ。夜のうちには風も吹いたようで路面状況が刻々と変化し、タイヤ選択が非常に難しかったです。結局スタート2分前に最新の情報を聞いてマッドタイヤからオールコンディションタイヤに交換する決断をしました。交換は信頼できるスタッフにお任せして、私は集中を切らすことなく号砲を待ちました。
いつもどうりのレース。スタートで先頭に立ち、そのまま独走態勢に持ち込みました。「攻めなきゃ、強くならないよ!」という自分と、「選手権なんだから、確実にゴールしなきゃ、勝たなきゃ意味ないよ!」という自分の戦い。下りやゲレンデ登りではもっと攻めるべきかもしれませんでしたが、スリッピーな登りをミスすることなく確実にこなし、タイム差を広げていきました。雨上がりのドロドロ路面は、たった1時間20分強のレース時間とは思えない苦しさでしたが、最後まで集中を切らすことなく走り切れました。
普通に走れば勝てるんじゃないか。そんな風に思われてしまう女子レースの中で、手抜きすることなく完璧なサポート体制でレースに臨んでくれるチームSPECIALIZEDスタッフのみんなに、感謝の気持でいっぱいです。やっぱり選手権は特別な大会。他のレースよりも「勝利の女神様」の存在を強く感じる大会です。一番勝ちたいと願った人が勝つ。それが選手権。これからも女神様を惹きつける強い心でMTBレースに取り組んでいきたいと思います。


使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era FSR 
タイヤ:S-WORKS THE CAPTAIN(1.75気圧)
ペダル:TIME ATAC XS TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1、Freshing Fluid
アイウエア:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE

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写真:信州ふぉとふぉと館

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写真:JOKO

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写真:SHO FUJIMAKI

2009年09月18日

世界選手権レースレポート

大会名:UCIマウンテンバイク世界選手権
日時:2009年9月5日
開催場所:オーストラリア キャンベラ
天候:はれ
距離:32.35km(5周回)
結果:25位(エリート女子)
1位:KALENTIEVA Irina (ロシア) 1時間43分20秒
2位:BYBERG Lene (ノルウェー) +13秒
3位:KOERBER Willow(アメリカ) +52秒
25位:KATAYAMA Rie(日本) +10分16秒

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過去5回の出場時とは違う感覚で出発を迎えた2009年の世界選手権。毎年よりもトレーニングの手応えがあったので、「これでも走れなかったら、その後どうしたら良いのか分からない…」という不安がありました。出発日の若干早い遠征スケジュールと、時差のないオーストラリア開催という条件は最高。「このチャンスは絶対に逃してはいけない」そう心に誓って旅立ちました。

南半球はまだ冬。寒いとはいっても日が当たると心地よく、走りやすい気候でした。到着した土曜日は軽くサイクリングロードで脚を回し、翌日の日曜日にコーストレーニングへと出かけました。
テクニカルという情報は得ていたものの、そのコースに絶句。勾配のキツイのぼりがクネクネと続き、そのコーナーには大きな岩。XCコースでは見たことのないようなロックセクションの下りがあり、小さいとは言えどもジャンプも多数。全体的に土質が砂漠的なスリッピーな路面で、何もかもが不慣れで経験の少ない世界でした。地元のライダーに「日本とは全く違う…。」ともらすと、「2年もすれば慣れるよ。」と(苦笑)。泣いても笑ってもレースは1週間後の土曜日。とにかく、トレーニングあるのみ。試走で転んでしまった時や、飛ぶつもりで進入したのに怖くてブレーキをかけてしまった時には「また来年があるさ」と諦めそうな瞬間も正直あったのですが、「ここでベストを尽くせなかったら来年なんてないかもしれない」そう思いなおして前向きに気持ちを調整していきました。予定ではどこかで入れる予定だった休息日も返上して、毎日1〜2個ずつ、課題を決めてセクションを克服していきました。

いよいよ決戦日。いつもよりも時間をかけて、丁寧にウォーミングアップ。前日までは結構ナーバスになることが多いのですが、レース当日は「あとは野となれ山となれ〜」といった心境。深い呼吸を意識して、今あるものをすべて出し切ることに集中していました。
今年はワールドカップに1度も出ていないため、最後尾からのスタート。スタートループはなだらかなジープ道が続きます。前日にレースを行ったU23の選手が言っていたように、フルブレーキや落車が続いて集団は混乱気味。先頭の選手は風を受けているため速く走ろうとはしない一方、後ろの選手は少しでも前に割り込んで良い位置でシングルトラックに入るべく前輪を突っ込むので接触が多いのです。私自身は慎重になりすぎたうえに、ブレーキ後の踏み出しを繰り返して疲労し、かなり低い順位でシングルトラックの渋滞に入りました。テクニカルな部分はほとんど前が詰まって自転車を押している状態で1つ目のフィードゾーンへ。そこで知らされたビハインドは2分半…。まだ半周しか走っていないのに!結局1周目終了時の順位は42位。そこからはジープ道に出るたびに一つ前の集団に追いつき、シングルトラックに入る前にアタックをかけて前に出て…の繰り返しでした。後半になればなるほど追いつくべき選手のスピードが速いので体力的に辛かったのですが、妙に冷静な集中状態で痛みや苦しみをさほど感じず、追い続けることに夢中になれていました。結局リザルトを見ると脚が攣りかかっていたラスト2周のラップタイムが最も良く、最後まで集中して全てを出し切れた結果が、今回のトップから10分16秒、25位でした。トップから10分というひとつのステップ。ずっと願い続けていた目標に、やっと大きく近づきました。スタートの練習やウォーミングアップの再考、スキルの習得などの「課題」、別の表現をするならば「伸びしろ」はまだまだあります。やっとここまで来たんだから。1回限りのまぐれに終わらないように努力を重ね、世界の舞台で「レース」をしていきたいと思います。

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era FSR 
タイヤ:FAST TRAK LK S-WORKS 2BLISS(2.0気圧)
ペダル:TIME ATAC XS TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1、レッド1
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2009年10月14日

ジャパンシリーズ最終戦 瀬女大会 レースレポート

片山梨絵レースレポート
大会名:JCFジャパンシリーズ第8戦 瀬女大会
日時:2009年10月11日
開催場所:石川県 白山瀬女スキー場
天候:はれ・マッドコンディション
距離:6km×5周(30.0km)

結果:エリート女子優勝
1位:片山梨絵(SPECIALIZED)1時間46分04秒
2位:中込由香里(SY-Nak SPECIALIZED) +6分12秒
3位:矢沢みつみ(Team corratec) +9分59秒

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写真:JOKO

ジャパンシリーズ最終戦の会場は石川県白山瀬女高原スキー場。ここのコースはどうも相性が悪く、あまり良い結果でないことが多いんです。今までで勝ったのはたったの2回で、1回は大雨警報でコースがショートカットになったとき、もう1回は勝ったものの、転倒していたのでそのまま病院で縫合してしばらく練習不能になった苦い思い出があります。「コースと勝負!」そんな気持でレースに向かいました。
2日前の試走ではかなりイイ感じ!世界戦のコースで苦戦した甲斐あってか、テクニカルセクションがかなり楽しく、スムーズにこなすことができました。あとは調子にのって転倒やバイクトラブルを起こさないように注意するのみです。

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写真:miya

スタートは素早くエンジンがかからずにスローペースで。なんとなくウォーミングアップの時から予想していたことなので、シングルトラックに入る前に先頭に立つ事だけを考えて、自分の体と相談しながら進みます。きっちり先頭で下り始め、あとは自分を追い込むだけ。ここのコースで私の課題は平地区間のスピードです。1周目は良いスピードに乗せることが出来たのですが、2周目から早くも苦しくなってしまいました。そして5分前にスタートしている男子の集団に追いつき、ぐちゃぐちゃの混走状態。苦しい時と重なったので「もうかんべんして〜!!」と半キレになってしまって反省しています・・・。スマートにパスしたり、前走者のペースに合わせても自分の走りを乱さないのは人数の多い世界のレースでは必要なこと。何事も経験、経験。

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写真:miya

3周目には下りのセクションで乗ってはいけない岩の上に乗ってしまって、「あーーー」と思った時には時すでに遅し。足を付くことも出来ないのでそのまま前に進んだら案の定バイクごと前転して、コースサイドの安全ネットのお世話になってしまいました。次の周でその前転セクションに差し掛かったとき、心の葛藤が始まりました。後続とはすでに5分以上の差。無理して転んでトラブルを引き起こしたら負けるかもしれないけど、バイクを押せば確実に勝てる。でも世界のレースでこのセクションを押していたら確実に置いてけぼり・・・。考えた結果、勇気を出して侵入し、成功できたことは自分にとって収穫でした。
2周目以降にペースダウンしてしまったので納得のいかない気持でゴールしましたが、応援してくれていた多くの人が「パワフルだった!」「上手かった!」と言ってくれたので、単純なワタシ、今はいい気分です(笑)。自信をもって、課題を克服して、今シーズンの集大成である1ヶ月後のアジア選手権に臨みます。

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era FSR 
タイヤ:S-WORKS THE CAPTAIN(1.8気圧)
ペダル:TIME ATAC XS TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1、Ultra Balm
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年03月16日

Wo's Tour of NZレースレポート

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Women's Tour of New Zealand
2010年2月24日~28日
ニュージーランド(ウエリントン、他)
総合89人出走

Stages & results
Date Location Distance Results
Stage 1 Feb 24 Martinborough - Masterton 95 km 10位
Stage 2 Feb 25 Masterton - Palmerston North 114 km 15位
Stage 3 Feb 26 Palmerston North circuit race 87 km 23位
Stage 4 Feb 26 Palmerston North ITT 11 km 29位
Stage 5 Feb 27 Palmerston North - Masterton 112 km 30位
Stage 6 Feb 28 City of Wellington criterium 35 km 37位

今年からロードの強化指定選手に選んでもらって、これが初めての派遣レースとなった。海外のロードステージレースには06年にプライベートチームとしてオーストラリアのレースに出場した経験があるのでこれで2回目。日本とは比べ物にならない集団の大きさと壮大なスケールのコース設定は走っていてかなり興奮する。こういったレースに出場する機会を与えてもらったことに感謝しつつ、また今回はナショナルチームなので下手な走りは出来ないという責任も感じつつ、ニュージーランドへと向かった。

ステージ1
なんとなく集団が落ち着かず、ブレーキが多くて走りにくい。無駄な脚を使わないためにも、危険を回避するためにも集団前方に位置取りしたい。登りに入る前には集団前方に位置して千切れないように、とスタート前にアドバイスをもらっていたので、コース中盤の細かい丘が始まった時には常に先頭のほうにいた。なかなか体が軽くて、周りの選手の呼吸が上がっている割に私は余裕がある。…と思ったら、山岳賞に向かう最後のキツイ登りで数名がアタック。じわじわ登るのは得意だけど、あの斜度の登りでのペースアップは今の私には出来ない…。走りに見とれていると、気がつかないうちに溜まっていた疲労に支配され、ずるずる後退。「どうせ下りで追いつくかな」と思ってそれなりの第2集団でピークを通過したが、この読みは危険だった。10人ぐらいの集団だったけど先頭交代がうまくいかず、第1集団が見えなくなっていく。判断ミスだ、と思ったけど、第1集団も統率がとれていなかったようで、しばらく行くと合流できた。結局追いついたから良かったけど、「登りであと少し、ほんの少しの我慢をするかしないかで、その後のレース展開が全く変わる」なんどもミーティングで監督に言われた言葉を身をもって経験でき、翌日からのレースに活かすことができた。20人くらいの集団になってからはアタックが続いた。「良くわからないけど何事も経験」と私もアタックしたけどみんな付いてくるし、無駄だったみたい。スプリント前になったら集団前方に上がるつもりで休んでいたら、ラスト1kの看板を見過ごしてしまった。後方から出来るだけ捲って10位でフィニッシュすることができた。ただ、少し余力を残しての10位だったので、明日からはもしかしたらより上位が狙えるのでは、と欲が出てきた。

ステージ2
チームメイトの萩原選手がレース序盤から良い逃げに乗った。最初はどうなるか不安だったけど、かなりの距離を逃げ続けたので、「このままゴールまで決まるのでは」と思った矢先に萩原選手が他選手に巻き込まれて落車。神様は無情だ…。逃げを追うメイン集団でゆっくり休んでいたので、レース最後の一番きつい坂を攻めた。2名くらいの選手が逃げていたので、「追いついてやる」くらいの気持ちで前に出たけど力足りず、結局は前を引いているだけ。それでもほぼ先頭で頂上までいけたお陰で下りでは前の2名も吸収して6名くらいの少人数な先頭集団になった。リーダージャージがいたので、「このまま逃げてくれたら嬉しいな」と甘い期待を抱いてみたけど、リーダーのチームメイトがおらず、いまいちペースが上がらない。一度は見えなくなった後続集団に追い付かれて振り出しに戻る。今日は31人のスプリント。昨日の反省を活かして前に出たけどすぐに被せられ、前輪が前の選手とはすって失速し、15位でゴール。前輪がはすった選手は2位だったようで、ビビらず踏み続けていればよい位置でゴールできたのかもしれない。スプリントは難しい。

ステージ3
今日は午後にタイムトライアルがある。ステージ1〜2を先頭集団でゴールしていたので今日は力を温存して集団ゴールすればよし、とのオーダーだった。序盤に山岳賞ポイントがあったのでペースが速かったけど、周回コースに入った時には風の影響もあってペースが落ち着き、淡々とゴールへ向かった。かなり大きな集団でのスプリントだったので落車が起きそうで怖い!前に出たのが早すぎたみたいで脚がもたず、どんどん前に被さってくる選手のスピードも伸びずにもどかしいまま23位でゴールした。

ステージ4
夕方スタートのタイムトライアル。距離は11キロと短いが、起伏(ポラールのデータによると、累計110mの登高)があって走り応えがある。かと言ってそんなに斜度がある訳ではないので、体格の良い海外選手ならブンブン踏んでいけそうなコースだ。ロードレースで疲れている上に、交通渋滞の影響でスタートが45分遅れたこともあって集中することに神経を使う。とにかくガマン、ガマン。無心の域まで達することができれば楽しいんだろうけどそこまで調子を上げられず、「こんなしんどいこと二度としないぞ!」と心のなかで叫びながらゴール。正直なところ、TTはもっと苦手だと思っていたので、このくらいの順位で終われてよかった。消極的な感想で恐縮ですが。。。

ステージ5
ここ二日のホテルのマットレスが柔らかくて眠りが浅い。さすがに4日目ともなると疲労を感じるが、みんなも一緒なので踏ん張るしかない。体というよりも、心のほうが疲れてきている。集団走行で気を使うからだろうか。集中、集中。今日のコースは序盤に登りがあり、後はひたすら平地が続く。山は小気味よく超えられて調子が良さそうに感じたが、その後の平地がむちゃくちゃ長かった。総合順位を上げるには、タイムトライアルで遅れてしまったタイム差を埋めるべく集団から逃げるしかない。アタック合戦では良いものに乗れるように頑張ってみたけど、もっと独走力がないと決まらない。なんとなく山岳がないとリズムがつかめないというか、走り方が難しくて、ずっと風上にいた。風の抵抗を受けるので疲れるのはわかっていたけど、うまく場所取りをできず、ずるずるとゴールまで進んだ。スプリント前に集団前方に上がるチャンスをつかめず、流れでゴールしてしまった。

ステージ6
1周600mのショートコースを1時間プラス3周で競うクリテリウム。場所はニュージーランドの首都ウエリントンの街中という絶好の盛り上がるロケーション。コーナーの連続で減速と加速を繰り返すので、集団の前方でコーナーにさしかからないと生き残りは厳しい。Uターンや90度ターンを集団で突っ込むのはかなり勇気とスキルが必要だ。ビビっているうちに、集団が縦長に伸びて先頭との距離が開いていく。追いあげようにも加速できるような直線がない。私はコーナーの立ち上がりでスピードに乗せるパワーが足りない。鍛えるべきポイントだ。気が付けば集団が中切れしていて、あっさり15分でレースを下ろされてしまった。まぁ、仕方がない。。。

今回のステージレースを通して、登りでは海外選手と互角に走れたのが良い自信になった。ロードレースをするためには、まだまだ鍛えるべきスキルや力が沢山あるし、マウンテンバイクのぺダリングに最も近い登りを、誰にも負けないくらいさらに強化したい。初めてロードレースに出た時は全く走れずに「どうせ違う競技だから…」といじけていたけど、そうやって言い訳をしていただけなら何も得られなかったと思う。もちろん「二兎を追うものは一兎も得ず」。軸足はぶらさない。今年もロードレースに出る機会が何度かあると思うけど、「やるからには謙虚に、真剣に」をモットーに取り組みさらに多くの力を得たい。

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Amira 
ペダル:TIME RXS CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2、Ultra Balm
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

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2010年04月05日

第35回チャレンジサイクルロードレース・レースレポート

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大会名:第35回チャレンジサイクルロードレース
主催:(財)日本自転車競技連盟  報知新聞社
日時:2010年4月4日(日) 14:00〜
場所:静岡県伊豆市 (財)日本サイクルスポーツセンター 5kmサーキット(5km×4周回・20km)
結果:A-F登録女子優勝(43人出走)
1位 片山 梨絵 神奈川 SPECIALIZED 38:57.58
2位 明珍 裕子 岐 阜 朝日大学 39:27.67
3位 井上 玲美 東 京 チームフォーカス 39:51.84
4位 森田 正美 神奈川 ブリヂストンアンカー 39:51.86
5位 星川恵利奈 香 川 香川看護専門学校 39:51.91
6位 西 加南子 千 葉 Luminaria 39:52.12

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いよいよ4月になり、2010シーズンの本格的な開幕だ。今年は最初の刺激・力試しとして、ロードレースをチョイスした。
今週は良い練習ができているので体がだるい。とはいえ、「なんとなく」走ってしまってはレースに来た甲斐がないし、練習にすらならない。帯同してもらったカイロプラクターのJoe先生の治療により、体の詰まっていたものが解消して気持ちも上向いてきた。たった4周20kmと短いレースなので、ロードというよりもマウンテンバイクのレースのようなきつめのウォーミングアップを済ませ、「どこかで仕掛けてレースを動かす」ことを目標に、スタートラインへ向かった。
1周目はコースと周りの選手の様子を伺うべく後ろの方にいたかったのだが、みんなも同じようなことを考えていたらしく、ブレーキをしないと前に出てしまうような状況。こういった駆け引きは苦手なので早くレースの流れを作りたい。一人の選手が逃げているが差は広がらず、集団は追う気配もない。登りで軽く踏んで周りの様子を伺うが、「この雰囲気なら後半で逃げられるかも」と感じた。2周目に入り、私はこの周最後の周回賞を取りに行きたかったので前を引いて逃げの選手を追う。が、誰も協調してくれずに一人集団から飛び出す形になってしまった。まだレースは序盤、といえども残された距離はたった15km弱。去年のレースで飛び出たものの弱気になって集団に戻ってしまい何度も失敗している。「今回こそは、いくしかない。」そう決意して踏み続け、声援を励みにそのままゴールまで逃げ切ることができた。下りの無駄なブレーキや登りで我慢しきれずギアを軽くしてしまうなど、自分の求める理想の走りとは程遠かったけど、とりあえず最後まで逃げ切れたことは自信になった。次のロードレース参戦は6月ごろ。それまでにもっと力強い走りができることをイメージしてレースと練習に集中したい。

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2位の明珍選手と。ゴール後。

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Amira 
ペダル:TIME RXS CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2、Ultra Balm
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年04月19日

GP Massi Flix Categoria レースレポート

レース名:GP Massi Flix Categoria (UCI class-2)
日時:2010年4月17日~18日 10:00〜
場所:スペイン Flix (Tarragona)
結果:Élite femenina 2位
1、FULLANA,MARGARITA MASSI-ILLES BALEARS 01:30:09 min.
2、KATAYAMA,Rie SPECIALIZED 01:32:06 1:57 min.
3、VILLAR,Anna AYALA TEAM 01:37:17 7:08 min.
4、MAARIS,Meier PROSHOP TEAM 01:39:32 9:23 min.
5、MASCARRERAS,Cris CONOR-FORALLAC 01:40:50 10:41 min.

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フランスに到着して中2日。時差ボケも取れず、落ち着かないまま2日間のスペイン遠征へ出発した。お昼ごろ会場に到着して1周9kmのクロスカントリーコースと、5kmショートコースのタイムトライアルコースを1周ずつ試走。スーパードライで高低差は少ないハイスピードコース。何度かオーバーランしてしまったコーナーを頭の中で復習して、夕方からのタイムトライアルに出場した。訳も分からぬままスタートというのが本音で、とりあえず、頑張る。明日のクロカンで良い走りをするために、なるべくスムーズにいくことと、体に喝を入れるつもりで追い込んだ。スタート直前に降り出した雨の影響で岩の上がツルツルに滑って完全に脚をついて止まってしまう。しかしゴールしてみると、なんと10秒差の15分4秒で優勝。自分でもびっくりの結果で、翌日のクロスカントリーレースがわくわくしてきた。明日は、今日走らなかったマーガ(2008年の世界チャンピオン、去年はワールドカップ2勝)もエントリーしているとのこと。ワールドカップではスタート位置が違いすぎて一緒に走ることが出来ない選手と同じラインでスタートできる。少しでも一緒に走れるように、このチャンスを無駄にしないように、と集中しながら翌日に備えた。
朝からW-UPを兼ねてコースを1周した。昨日脚を付いてしまった岩の上を良く見て違うラインに変更する。いよいよスタート。1周目はスタートの混乱を避けるためにアスファルトと路面の良いダブルトラックが長く続く。マーガを先頭に、1列棒状になった集団の3番手で走行。良いスタートだ。シングルに入ると2番手の選手が微妙に遅れだしたのですかさずパスして、マーガの後ろで踏ん張った。要所要所の踏みが強くて苦しいけど、この位置で走れる幸せに比べれば我慢できる。想像を絶する走りをしている訳ではないけど、踏めるところは余すとこなく全部攻めている、そんな印象だった。2周目に入り、少し遅れてはなんとか追いつき、を繰り返すようになる。後ろから追いついてきた男子にも気を使うので集中しづらい。1周目よりも出てるパワーが小さくなっていることを自分でも感じてしまう。3周目に入り、マーガが見えなくなり、腰の痛みが気になりだした。月のリズムでこの時期は右腰の違和感が特に出やすく、それはある程度避けられない事なので言いわけには出来ない。ここで踏めるようにならなきゃ、ここで止めちゃったらヨーロッパまで来た意味ないよ、と思いながら上手く走れるポイントを探していた。この周回であっという間に1分半ついてしまった。小さな心のスキが大きな差になってしまう。疲労からか、ハンドリングの反応が鈍くなって、コーナー立ち上がりの踏みだしも遅い。くそーーーと思いながら最終ラップの4周目。男子選手を目標に踏ん張って、2位でゴールした。マーガから遅れること2分!悪くない。これからも毎週ヨーロッパでのレースが続く。この遠征に来ることが出来たこと、協力してくれる多くの人に感謝しながら、波に乗ってステップアップしていきたい。


使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS LK
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2、Ultra Balm
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年04月27日

ワールドカップ第1戦レースレポート

レース名:UCI World Cup Cross-Country OLYMPIC #1
日時:2010年4月25日 10:45〜
場所:Dalby Forest, Yorkshire(イギリス)
結果:Women Elite 33位(95人出走)
1、 KALENTIEVA Irina (TOPEAK ERGON RACING TEAM) 1:54:57
2、 KOERBER Willow (SUBARU-GARY FISHER) +00:11
3、 NASH Katerina (LUNA PRO TEAM) +00:28
33、KATAYAMA Rie +09:01

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 いよいよワールドカップが開幕だ。というのに、私はこちらの生活とトレーニングに付いていくことに必死で、レースに集中しきれないままでいた。先週のスペインでのレースや日本でのトレーニングで自分が成長していることは実感している。毎週ヨーロッパの良いレースを回れる最高の環境も用意してもらった。なのにどこか歯車がかみ合わないもどかしさ。。。とはいえ、かなり疲労していた体もレース前日の午後には上向きになってきたので、とにかく今できることをやるしかない。
スタートダッシュ。びっくりするほど脚が重くて焦る。朝方少し雨が降ったので、グリップの良いタイヤを選んだせいもあるだろうが、スタートのアスファルトがこんなにも重く感じたのは初めてだ。多くのライダーがシングルトラックへ我先に入ろうとするので、混乱して急ブレーキや落車が絶えない。ブレーキをするたびに、鉛のような体と格闘してペダルを踏みなおす。スタートループは51位で通過。ペースは遅く感じるのに、ここぞという時にガツンと加速する身軽さとパワーがないのでポジションを上げられない。1周目は終始混乱していて、自分のリズムで走れず疲労ばかりが増していく。下りが非常に遅い選手が前にいたが、登りになると強烈に踏むのでなかなか抜かせずに苦戦した。2周目から4周目はどんどん追い上げていく展開。下りで前との差を少し詰めて、登りで抜かし、引き離すを繰り返す。体が重く集中できない自分がいたが、来週のスタート位置を上げるために、この苦しさに耐えるしかない。きっとみんな苦しいはず。いや、もっと前を走っている選手はもっと苦しんでいるんだから。。。4周目、長い登りで前方に5〜6人の集団が見える。彼女たちを抜かしたい、けど、ここら辺まで来ると力のある選手が多く、そう簡単には追いつけない。悔しい。結局最終ラップは順位の変動なく、そのままゴールを通過した。
疲れた時のハンドリングの反応も、踏むべき細かいチャンスを拾っていくこともまだまだ求めるようには出来ない。今年のマウンテンバイクレースはまだ始まったばかり。これからだ!今回ヨーロッパに来て、今まで描けなかった良いイメージ、希望がもてている。精神的に成長して、満足する結果を残してから日本に帰りたい。

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS Captain
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2、Ultra Balm
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年05月04日

ワールドカップ第2戦レースレポート

レース名:UCI World Cup Cross-Country OLYMPIC #2
日時:2010年5月2日 10:45〜
場所:Houffalize(ベルギー)
結果:Women Elite 37位(119人出走)
1、 LECHNER Eva (COLNAGO ARREGHINI SUDTIROL) 1:40:30
2、 KOERBER Willow (SUBARU-GARY FISHER) +00:05
3、 OSL Elisabeth (CENTRAL PRO TEAM) +00:36
37、KATAYAMA Rie +12:04

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写真:Hoshi - K. Yoshida

 ワールドカップ開幕から1週間。良い練習と十分な休養をとって今大会に臨んだ。レース当日の体の感覚はちょうど良い重さで、「きっと良い走りが出来る」そんな気分でホテルを出発した。朝から降り出した雨は時折激しくなり、タイヤチョイスが難しい。Specialized Factory Racingの助けを得てタイヤを交換してもらい、テントで雨をしのぎながらウォーミングアップを済ませる。スタートリストは33番の5列目。あらゆる条件はばっちり。あとはもがくだけ!
 スタートループはアスファルトの劇坂を登っていく。距離700mで高度70mUP(ポラールのデータより)。山頂までのラスト150mほどは17%ほどの斜度が続く。中盤まではかなり良い位置にいれたけど、最後の劇坂区間でまさかの後退。。。体にパワーが感じられず悔しい。下りに差し掛かると大混乱で、普通に乗っていけるはずのDHセクションもみんなオシリで滑って行くのでそれに従うしかない。スタートループで2分半もの差がついてしまった。そんなタイム差くらい気にせず落ち着いて自分の走りだけに集中すべきなのだ。でも今回は自分の弱さと、成績への欲が焦りを生んでしまった。ここからアゲて行くぞ!と気合は十分なんだけど、下りで前が詰まってしまって遅く感じる。登りで着実に順位を上げて、下りで次の集団に近づくべく攻めていく。・・・と何度か転倒してしまい、その衝撃でチェーントラブルまで引き起こしてしまい、今抜かした選手みんなに置いていかれてしまう。もう一度、とペダルを踏み込むも、2周目から早くも脚があちこち痙攣しだしてカラ周り。。。辛いレースから抜け出すことができなかった。
 そう簡単にはいかないから面白いんだ。そう思って遠征後半のレースに集中していきたい。自分の中の敵に勝てますように。


使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS F:ストーム1.8 R:サウザーウィンド1.8
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2、Ultra Balm
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

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写真:Hoshi - K. Yoshida

2010年05月11日

フランスカップレースレポート

SPECIALIZED 片山梨絵 レースレポート
レース名:Coupe de France VTT Subaru #2
日時:2010年5月8日 14:45〜
場所:Pernes les Fointaines (フランス)
結果:Women Elite 7位
1 Cécile RAVANEL      1:47:14
2 Julie BRESSET 1:50:42
3 Sabrina ENAUX 1:54:06
4 Laura METZLER 1:55:26
5 Caroline MANI     1:56:11
6 Fanny BOURDON 1:57:02
7 Rie KATAYAMA 1:57:42


初めて参加するフランスカップ。UCIクラス1のレースでポイント配分が高い。もちろんその分参加人数が多くレベルの高い大会だ。金曜日夕方のチームリレーから始まり、土日の二日間に渡ってマスター、オープン、女子ジュニア、エリート、男子のカデット、ジュニア、U23、エリートなどなど、朝から夕方までずっとレースをしている。特に男子のジュニアは200名ほどのエントリーだったらしく、ワールドカップさながらの迫力あるスタートだった。スタートの位置取りや混乱も「それでこそMTBレース」とばかりに若いころから当たり前のように経験しているのだ。1周8キロのコースはほとんどがシングルトラックで登りも下りもテクニカル。そんなコースを小学生くらいの女の子が上手にクリアーしている様子には驚かされた。
レース当日は朝から大雨で、午前中のレースを見ると見事な泥パックぶり。大袈裟ではなくジャージが何色かも本当に分からない。体が冷えないようにお腹、オシリ、膝にスポーツバルムのウルトラバルムを塗りこみ腰にはニューハレのVテープを貼ってからホテルを出発した(これは腰の血流を良くするので体が冷えにくい)。タイヤは迷わずS-Worksストームをチョイスした。また雨の日はお腹が空きやすいのでスタート3〜4時間前にパスタ(オリーブオイルを絡めただけのもの。最初はびっくりしたけど、ランチボックスに詰めておいて冷めても意外と美味しい!)をしっかり食べて、パワージェルもいつもより多めにポケットに入れる。
予定を15分遅れてレースがスタート。芝地のコーナーでタイヤのグリップがかなり良く、みんなほど減速しなくても安定して曲がれる。ブレーキが少ないということは加速に使う力もあまりいらないのでスルスルと先頭に出られた。体も軽く、そのまま最初のシングルトラックをトップで下る。今日のウォーミングアップの流れは良く覚えておこう。テクニカルな登りに入る前の林道で3番手くらいに後退。そのまま登りに入ると、前の2人はパワフルにぐんぐん登って行った。素直に「すごい!」と思った。私はバランスを崩して脚をついてしまい、何人かに抜かされる。ここで死ぬ気で良いポジションをとっておくべきだったのだが、路面抵抗の大きい泥の路面では加速が鈍い。下りの渋滞にはまってしまい、自分は乗れるところでも前走者に従ってバイクを押すしかない。押して歩くには斜度がキツすぎるのでオシリで滑っちゃえ!と思ったら、なぜが膝立ちで滑ってしまった。膝と脛がヒリヒリして痛い。。。がそれどころではなく、必死になって前に進んでいたら、チェーンがインナー側に落ちている。引っ張り出すのに結構時間がかかってしまい、5人くらいに抜かされた。ここのコースはシングルトラック占有率が非常に高く、下りでは「もっとブレーキしない方が楽に下れるのに…」と前が詰まるたびにイライラしてしまうが、冷静に休んで次のダブルトラックに備えるしかない。2周目はなかなか良い手ごたえを感じて走ることができた。力の入り具合も悪くないし、何といっても下りが楽しい。下りをメイクしたときに観客が沸くとかなり快感。今までの自分なら無理だと思っていたテクニカルな登りでも、とにかく出来ると信じて強く踏んでいくと意外に登れたりする。苦しいながらもレースを楽しんでいる自分がいた。そこうしていると、前に3~4人のパックが見えてきた。これに追い付くぞ!3周目に入るとき、そのパックが確実に近付いているのを確認した。「よーし!」と気合を入れたら、なぜかサドルが上を向いた!マッドレースが2週間続いたので、シートポストに泥が入り込んでいたのか?ラスト1周とはいえ、30分以上かかる。腰もオシリも痛いイタイ。ただ、レース後半で疲れているのにこれだけダンシングができるものなのか!というのは嬉しい発見だった。結局前のパックは離れてしまい、そのままの順位でゴール。7位という成績は狙いより低いが、なぜだかとても楽しいレースだった。成績を出すのは一筋縄にはいかない。が、とにかく、自分の力を信じて、自分に勝つ走りを追い求めるのみなのだ。


使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS F:ストーム2.0 R:ストーム1.8
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2、Ultra Balm
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年05月18日

Tour de la Ville d'Aoste レースレポート

レース名: Tour de la Ville d'Aoste (ITA/S2) Cross Country
日時:2010年5月13日〜16日 
場所:Valle d’Aosta (イタリア)
結果:Women Elite 総合優勝
1 Rie KATAYAMA JPN    4:04:38
2 Serena CALVETTI ITA    4:15:06
3 Sofia PEZZATTI SUI    4:19:28
4 Elena GOGOLEVA RUS    4:22:42
5 Martina GIOVANNIELLO ITA  4:26:37
6 Alla BOYKO UKR    4:26:49

5月13日(木)18:00〜 第1ステージ XCT(6.5km)
午前中にイタリアへと移動して、夕方からレースが始まった。今日はAostaの街を中心とした7割がアスファルト、3割ほどがオフロードというコースのタイムトライアル。石畳に1m弱の段差降り、地下道の階段など人工的なセクションが多い。スタート前に雨が降り出し、かなり滑りそうで怖い!マウンテンバイクレースはタイム差が付きやすいのでロードほどTTの結果が後々には影響しない。とりあえず初日だし、転ばないことを最優先に考えた。アスファルト恐怖症の私はかなり慎重になりすぎた。レースなのでもうちょっと攻める勇気も必要だろう。U23のリーダーから11秒遅れる2位で、申し訳ないのだがエリートクラスのリーダジャージを獲得。とはいえ、体の感覚、動く感じは悪くない。明日からのレースに自分より強い人がいるのは喜ばしいことだ。オフロードでは負けないように、明日に備える。
1 、CALVETTI SERENA(TEAM GEBI SISTEMI) 0:15:47.0
2 、KATAYAMA RIE  +0:00:11.
3、 PEZZATI SOFIA (TEAM WITTWER)+0:00:30.

5月14日(金)15:15〜第2ステージ XCO(4×5460m)
朝からのどが痛い。やばい。風邪をひいてしまった。午前中コースの試走に出かけたが関節など全身がだるく、練習後は脈がドクドクする。今走るべきか、休むべきか。悩んだけど、ここで寝たら熱が上がって2~3日寝込む気がした。そうすると来週のワールドカップのコンディションは下がってしまう。一か八か、走りながら回復させることを選んだ。冬の合宿でも風邪をひいて夜な夜な発熱していたけど走ってみたら案外走れたし、走りに集中することで治した経験がある。普段の練習なら休むべきだけど、大切なレースのときに100%風邪をひかないとは言い切れないので、時には冒険も必要だ。
コースはかなりテクニカル。丁寧にバイクを扱っていかないとコースアウトして脚を付いてしまう。さらに雨が降ってマッドコンディションとなった。体調も心配なのでとにかく冷静に、慎重に。スタート後は2番手を走り、ある程度体が落ち着いてから前に出て、ミスをしない走りに徹した。するとテクニカルなポイントを超えるごとに後ろの選手が離れていく。早く勝負をつけたかったので、ダブルトラックでペースを上げて安全圏まで逃げておく。ゴールしてみると5分以上の差が付いていた。ゴール後かなり体が辛い感じになったけど、5分あれば明日からも余裕をもってレースが出来る。勇気をもって走って良かった!
1、KATAYAMA RIE 1:33:07. .
2、CALVETTI SERENA(TEAM GEBI SISTEMI) +0:05:35.
3、GIOVANNIELLO MARTINA(MERIDA ASD) +0:06:32.

5月15日(土)12:00〜 第3ステージ XCO(4×5320m)
今日は最初に大きなピークを越え、後は細かいアップダウンの続くコースレイアウト。XCOのステージレースは実は初体験なので、前日のレースで受けたダメージによる体の重さに気持ちが凹みそうだ。スタート直後からレースラスト1周のような辛さ。良い練習だ!3〜5番手で登っていき、ピークは2位通過。下りで呼吸を整え、平地でアタックして独走に持ち込んだ。あとは力まないように、大きな力が出せるようにと意識しながら我慢、我慢。もうちょっと登りを速く登れるようになりたいけど、今日も優勝!
1、KATAYAMA RIE              1:24:35.
2、CALVETTI SERENA (TEAM GEBI SISTEMI)+0:04:36.
3、PEZZATI SOFIA (TEAM WITTWER) +0:05:27.

5月16日(日)13:00〜 第4ステージ XCC(4×4700m)
寝起きはすっきりしたかのような体調だったけど、軽く脚を回しに行ったらだるくなってしまった。快方には向かっているけど、まだ完ぺきではないみたい。
最終日はほとんどがアスファルトのクリテリウムのようなレース。初日のTTのコースと同じ部分が多く、TTで負けてしまったSerena選手に再チャレンジ!スタートの登りは彼女の勢いが良い。後ろに付いて我慢する。1周目の後半から2周目は前を引く。コーナーの立ち上がりでは強めに踏んでみるけどなかなか離れない。3周目の登りでアタック。良い感じで集中して気持ち良くレースを終えた。
そしてレース翌日、気が付いたら風邪は治っていた!疲れをしっかりとって、来週はワールドカップ第3戦。今回のヨーロッパ遠征を締めくくるレースです。応援よろしくお願いします!
1、KATAYAMA RIE       0:51:24.
2、GOGOLEVA ELENA (RUSSIA NATIONAL TEAM) +0:00:27.
3、CALVETTI SERENA( TEAM GEBI SISTEMI) +0:00:30.


使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS FastTrack LK
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1、Ultra Balm
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年05月26日

ワールドカップ第3戦レースレポート

レース名:UCI World Cup Cross-Country OLYMPIC #3
日時:2010年5月23日 10:45〜
場所:Offenburg(ドイツ)
結果:Women Elite 41位(105人出走)
1,PENDREL Catharine (CAN) 1:37:24
2,GOULD Georgia (USA) +00:28
3,SÜSS Esther (SUI) +00:38
4,PREMONT Marie-Helene (CAN) +01:22
5,OSL Elisabeth (AUT)+02:1237、
41,KATAYAMA Rie +12:11

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写真:Hoshi - K. Yoshida

いよいよ今回の遠征を締めくくる最後のレース。そして、ロンドン五輪の出場枠をかけたUCIポイントチェースの始まるレース。ヨーロッパに来て一ヶ月半、毎週レースをしていることに頭が慣れてきたので、良い感じで気持ちを持って行けた。楽しみだし、覚悟はできてるし、集中している。レース会場で話をする友達もチラホラいてだいぶ馴染めてきた。コースは木の根やドロップオフ、コーナーの続くシングルトラック、ぺダリングセクションなど多彩で面白い。金曜日はドロドロだったけど土日の天気は素晴らしく、どんどん乾いてハイスピードなコースとなった。
 スタート。流れがよく道幅の広いスタートループを集団で進む。周りには有名どころの選手もいるので冷静にうまく流れに乗っていきたい。1周目の途中でマーガが上がってきた。1か月前のスペインでのレースのイメージで真後ろについて走行。良い感じ!が、コーナーで大転倒してしまった。毎回スタート後の苦しい時に転倒しているから注意していたのに。。。ハンドルが曲がってしまったので治すのに時間がかかり、順位を落としてしまった。それからもとにかく集中して走っていた。ベストは尽くした。それでも所々ある木の根が難しく、コースが乾いてハイスピードになった下りが思うように飛ばせない。登りでもケイデンスが上がってこない。ダンシングが辛い。気合を入れてライダーを抜かすとフラフラになって転倒してしまい、「一歩進んで三歩下がる」といった状況。最終ラップにもミスが続いて30番台からもこぼれおち、41位でフィニッシュした。ゴール後は腰が強烈に張っていてしばらく動けなかった。悔しいけどこれ以上は出来なかった。いまは。
この一ヶ月半、ヨーロッパの面白いコースとメンバーで毎週レースができて、多くの事を体で感じることができた。今はまだ消化不良気味なのかもしれないけど、これから日本に帰って休養とトレーニングを積んで、またこの舞台で走りたい!

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写真:Hoshi - K. Yoshida

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS FastTrack LK
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年06月03日

J1富士見 レースレポート

レース名:ジャパンシリーズJ1 XCO#3 富士見パノラマ大会
日時:2010年5月30日 11:05〜
場所:長野県富士見町 富士見パノラマリゾート
結果:女子エリート優勝
1、片山 梨絵(SPECIALIZED) 1:34:24.20
2、中込 由香里(SY-Nak SPECIALIZED) +10:00.11
3、田近 郁美(GOD HILL) +13:02.80

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ヨーロッパ遠征から帰国した翌日、ジャパンシリーズの開催される長野へと向かった。中途半端に間があくともっと辛かっただろうけど、まだ遠征の続きといった感覚。海外で体験してきた走りを日本のみんなにも見てもらいたい。とはいえ時差や日本に帰国した安心感もあって頭がぼーっとしていて、そのまま「なんとなく」走ってしまって体が動かなかったらどうしよう、という不安があった。当たり前だけどレースは辛い。しっかり覚悟ができていないと走れない。海外とはちょっと違う緊張感でスタートを迎えた。
 号砲とともに周りの様子を伺う。中込選手が良いペースでスタートしたので、それに合わせる形でペダルを踏んでいく。しばらくして振り返ると集団から数メートル飛び出している形になっていた。下りは体が硬くてぎこちないけど仕方がないので焦らず丁寧にいく。1000メートルほどある標高のせいなのか、ただ疲労の蓄積なのかは分からないけど、息を吸っても背中が膨らまなくて息苦しい。2周目には男子エキスパートの集団に追い付いてしまった。声をかけてスマートに抜かしたいけど呼吸が辛くて声が出ない。後ろで休んでしまうたびに「自分って弱いなぁ」と次の課題を感じた。選手を抜かす行為は結構体力を使う。からこそ、実践的な良いトレーニングになる。また、今回のレースではマッドタイヤを履こうかとも迷ったけど、攻め気味の(グリップが少なく、滑るけどこぎの軽い)タイヤで走る練習をテーマにしていた。結果的には路面が予想以上に乾いたので攻め気味というよりもベストチョイスなタイヤになってしまったけど、常に自分にハードルを課しながら、上手く、速くを目指し続けたい。

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使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS F:キャプテン R:サウザーウィンド1.8
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

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S-Works前回に引き続き男女W優勝でした!

写真:信州ふぉとふぉと館 ありがとうございます!

2010年06月21日

J2木島平 レースレポート

SPECIALIZED 片山梨絵 レースレポート
レース名:ジャパンシリーズJ2 木島平大会
日時:2010年6月20日 10:00〜
場所:長野県下高井郡木島平「木島平クロスカントリー競技場」周辺
結果:女子エリート優勝
1、片山 梨絵(SPECIALIZED)0:55:33.97
2、矢沢 みつみ  +5:07.97
3、田近 郁美(GOD HILL) +8:19.79

今回はいつものジャパンシリーズJ1レースの1つ下、クラス2(J2)の大会。女子のレースは通常男子の5分後にスタートするが、①1周のラップタイムが短くどちらにせよ男女のレースを分割しにくいこと、②女子のエントリー数が少なく競り合いにくいこと、③結果がランキングに響きにくく(クラス2なのでポイント配分が小さい)みんな練習・調整の為に出場していることなどを考慮して、男子エキスパートの最後尾から同時スタートさせてもらえることとなった。貴重なレースの経験をより有効なものにする為に柔軟な対応をしてくれたオフィシャル側やこの試みを理解し、受け入れてくれたエキスパートライダー達に感謝です!  65人のエキスパート男子ライダーが自分の前に並ぶ。ワールドカップをイメージして武者震いがする!!最初のアスファルト区間は落車に注意しながら冷静に行き、オフロードの登りに差し掛かったところで位置を上げていく。自分のペースで走れれば楽だけど、スタートの混乱の中で前が詰まったらケイデンスを落とし、隙間が出来れば踏みなおして突っ込んでいくような強弱のある走りはかなり体力を消耗する。けど、このスタートがMTBレースの大切な要素なので、国内で練習できるのは非常にありがたい。1つ目のクライムを終えてフィードゾーンを通過するとき29位という順位を教えてもらう。とりあえず真ん中の位置までは上がれた。シングルトラックでは前が詰まっているので呼吸を整えてスタートダッシュの負債からリカバリーすることに勤める。多くのライダーと競り合うことでいい感じでクラクラになってきた。脚は乳酸で重くなり、呼吸も苦しい。ここでどれだけプッシュする勇気を持てるかが良い練習になるのだ。1周を終えた時点でトップとの差は2分。渋滞待ち(シングルトラックの入り口で完全に停止してバイクから降りて待つ時間があるほど。コースレイアウトによっては良くある事。)の時間も考慮して、2周目は1分以内くらいの遅れで収まりたい。コースサイドではエキスパートの中での順位やトップとのタイム差を教えてくれる声があり、自分を追い込む励みになる。2周目にはトップ10まで順位を上げ、3周目には3位の選手を捕らえた。4周目に入ったとき、直線の登りで2位の選手が見える!前を必死に追う。「最終ラップ」と「ペースアップ」。こういうときに自分の許容範囲を超えてしまいシングルトラックのハンドリングミスをしてしまうことが多いので、この状況のメンタルとバイクコントロールの練習を意識する。コース中盤の転びやすい下りは無事クリアー。よし!しかし、その後のS字コーナーで減速を最小限にその後の登り返しへつなげようと思ったらブッシュに突っ込んでバイクを押すはめになってしまった。
1時間にも満たない短いレースだったけど、そのお陰で十分自分を追い込むことが出来てよい練習になった。時間が経てば経つほど、あそこでもっと踏めるようにならないと!ハンドリングをもっとスムーズにできる用にならないと!と課題が出てくる。1ヵ月後のワールドカップ遠征に向けて、一歩ずつ練習を重ねたい。

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS F:キャプテン R:サウザーウィンド1.8 (1.8気圧)
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー4、グリーン3
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年06月28日

全日本選手権(ロード)レースレポート

大会名:第13回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース
主催:(財)日本自転車競技連盟
日時:2010年6月27日(日) 8:00〜
場所:広島県立中央公園サイクリング・ロード(12.3km×7周:86.1km)
結果:エリート女子3位(46人出走)
1、 萩原 麻由子(サイクルベースあさひレーシング) 2時間34分18秒
2、 西 加南子(LUMINARIA) +37秒
3、 片山 梨絵(SPECIALIZED) +38秒
4、 牧瀬 翼(サイクルベースあさひレーシング) +40秒
5、 明珍 裕子(朝日大) +1分42秒
6、 高橋 奈美(SEKIみちのく) +2分24秒

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写真:spy-m

雨の中レースがスタートした。慎重に、慎重に下って集団の後方に位置していた。前方でアタックを始めた萩原選手が見える。後半に追っていくつもりで見送った。途中雨と霧が激しくなり、落車も発生、集団のペースも私自身のペースもまとまらずにゆっくりとレースは進んだ。ラスト4周。もうそろそろ協調して追い始めたい。が、集団の選手はチームではなくそれぞれ個人で参戦している為、うまく回らなかった。ラスト3周。いつのまにか雨が止んで蒸し暑く、路面が乾いてきた。脚のある選手数名でしっかりローテーションして追いたかったのでペースアップしてみるものの、1人で抜け出してしまう。今思えばあのまま行ってしまえば良かった。集団に戻って何人かに「追いたい」と声をかける。が、みんな2位争いモードに入ってしまっているようだった。少しでも良い順位に徹するのも1つの方法だし、もしマウンテンバイクのレースなら私もそうだったかもしれない。でも私の今日の選手権では1番を目指さない走りをしても無意味だと思ったので、とにかく逃げを追って優勝争いのスタートラインに立つ事だけを考えることにした。ラスト2周。ひたすら前を追う。この時点で3分差。1周で1分半。そして、ラストはあと38秒も届かないままゴールした。あと1周もしくは2周早く前だけを追う勇気を持てなかった自分が弱かった。みんなで追っていこうと他人に頼ってしまっていた。最初から果敢に攻めた萩原選手は強かった!
去年はスッキリ爽快全部だしきって3位。今年はちょっとモヤモヤの3位だった。これからは勇気あるレースだけをしていこう!

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写真:spy-m

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Amira 
ペダル:TIME アイクリック
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2,4、グリーン3
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

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写真:JOKO


DSC_0038.jpg
写真:JOKO

2010年07月23日

全日本選手権レースレポート

レース名:全日本MTB選手権大会
日時:2010年7月19日 11:35〜
場所:長野県 富士見町 富士見パノラマリゾート
結果:女子エリート優勝
1、 片山 梨絵(SPECIALIZED)1:33:12.9
2、 中込 由香里(SY-Nak SPECIALIZED)+5:05.75
3、 矢沢 みつみ  +5:45.16

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photo:Shojiro Nakabayashi

 ちょうど梅雨が明けて夏本番の情熱的な日差しが降り注ぐ中、7連覇をかけた全日本選手権が長野県富士見パノラマリゾートで開催され、チャンピオンになることができた。7年間、多くの人に応援してもらえる環境で大好きなマウンテンバイクを走り続けられていることは素直にうれしい。
前日にコースを1周タイムアタックしてみる。力まず走れてタイムが良かったのでここに向かうトレーニングが正しかったことを確認できたが、その日の午後は頭痛に悩まされていた。暑さによる軽い熱中症のようなものだろう。今年は海外で質の高いレースを数多くこなしてきた自信があったので毎年よりかなり落ち着いて選手権に臨めていたけど、「暑さ」という敵が現れた。レースはいつも自分を試してくるので面白い。前日からこまめに水分をとり続け、なるべく体を冷やすように心掛けてすごした。レース当日に関してはチームのみんながバイクやブースの準備を完璧にしてくれる信頼感のおかげで、落ち着いて会場入り時間をギリギリまで遅らせて涼しい宿で待機することができた。ウォーミングアップの時間はいつもより少し短くして、日焼け止めで紫外線を防ぎ、体温が上昇しないように氷嚢、クーリングジャケット、Freshing Fluidなどを使用して対応した。
スタート。暑さを考慮して一定ペースで走りだした。後続のバイクの音がいつもよりも多く聞こえる。自分のペースが遅いのは悔しいけど、今日は勝つ日。しばらくは自分の体と周りのペースを観察しながら注意深く走った。体が落ち着いて暑さに順応してくれるのを待ってみたけど、逆に熱がこもってきそうだ。登りでは今年課題にしてきたトルクのあるぺダリングからピッチで回していくぺダリングに切り替える。暑さなのか、登りで集中力を出しきれない流れを引きずっているのか、下りも反応が遅くてスムーズにいかない。気象条件が違えば走り方は変わるだろう。もちろんレース中自分のベストには挑戦し続けて走った。でも、もっと多くのライダーと競り合う中で力を引き出しあえば、限界をもっと上に押し上げることができるのだろうか?興味があるので、ヨーロッパへ行ってきます。
これからも応援よろしくお願いします!

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Photo: Shojiro Nakabayashi

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS FAST TRACK LK(1.8気圧)
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー4、グリーン3
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

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Photo: Shojiro Nakabayashi

2010年07月29日

ワールドカップ第4戦レースレポート

レース名:UCI World Cup Cross-Country OLYMPIC #4
日時:2010年7月25日 11:15〜
場所:Champery(スイス)
結果:Women Elite 52位(108人出走)
1,SCHNEITTER Nathalie (SUI) 1:45:40
2,LECHNER Eva (ITA) +02:13
3,KOEBER Willow (USA) +02:29
4,BRESSET Julie (FRA) +03:24
5,NASH Katerina (CZE)+03:39
52,KATAYAMA Rie -1rap

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Hoshi - K. Yoshida

前回のヨーロッパ遠征から2カ月弱を日本で過ごし、またここへ挑戦しにやってきた。前回果たせなかったトップ20入りを目指すつもりで。。。
 全日本選手権が終わった翌朝の便でイタリアに飛び、陸路で水曜日には現地入り。ロードワークで軽く体をほぐした。木曜日に公式練習が始まるので試走をしたところ、木の根や岩が多く、ワールドカップの中でもややテクニカルな方のコースだった。やっぱりMTBはこうでなきゃ!と意欲満々に試走を重ね、好感触で木曜日の練習を終えた。が、その夜からまさかの大雨!このコースが濡れたら恐ろしすぎる。。。下りでも登りでもコース一面網目状にはびこった木の根はツルツルになってどこを走って良いのか分からないし、数か所あるドロップオフは底が掘れてハンドルをとられそうになる。金曜日と土曜日の雨のなかの試走ではレースペースを試せなかったが、自分がコントロールできるペースなら周りの選手と比べても乗車率が高く、スピードも悪くないと自信を持って当日を迎えた。
レース当日のお天気は晴れ。コースはまだ湿ったまま。ここのコースは元々踏み固められていないのか、水分を含むとかなりの深さで泥が掘れて田んぼ状になる状況は変わらなかった。アスファルトの上をスタート。春先は自然にもっと突っ込めたのに、なぜか安全を守ってしまう自分がいる。もっと踏まなきゃ、前に出なきゃ、とは思うけど、スピードに体が対応できず、どんどん順位が後退していった。テクニカルなコースは終始大混乱で、スタートループのシングルトラックはほとんど自転車を押して走り、1周目もテクニカルセクションは押しが多く入った。泥がまとわりついて重量が増した自転車を押しながら、慣れないランニングでかなり体力を消耗する。なかなか前に出られず焦っているせいか、チェーンが外れるなどのトラブルもおきてしまう。2周目、3周目はだいぶ選手がバラけてきたが、ランニングの疲労なのか、ペースが上がらない。全体的に体の動きが非常に硬く、何度も転倒してしまった。スピードに乗せて、体を柔らかくつかってこなしたい衝撃をそのまま全て受けてしまう。転倒して岩の上に太ももを打ちつけた後はしばらく力が入らず悔しかった。周回ごとに掲示板で見るトップとのタイム差はどんどん開いていく。そして、最後は、ラップアウトとなってレースを終えた。
 今年はワールドカップを全戦回れているが、以前スポット参戦していた時のような、もしくはそれよりも悪い成績を残してしまった。毎年トレーニングのレベルを上げてきているはずなのに、今のペースじゃ全然足りない。上を目指せば、どんどん要求も上がってくる。頑張ってる「つもり」じゃなかなか上へあがれない。頑張ってるつもりなのにー。あーチクショウ!それを辛いと思ってしまうか、面白い!やってやろう!と思うかは自分次第。
 とにかく、今は来週のワールドカップ第5戦でベストを尽くすしかない。今大会からは中国ナショナルチームがエリート5人、ジュニア1人という大所帯で本格参戦している。今回はアジアの中では1番良い成績だったわけだけど、次のコースは彼女たちが得意とする劇坂をひたすら登って、登って、、、なコースなので、気を引き締めて挑戦したい。

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Hoshi - K. Yoshida

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS ストーム2.0(F) サウザーウィンド1.8(R)
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

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Hoshi - K. Yoshida

2010年08月03日

ワールドカップ第5戦レースレポート

レース名:UCI World Cup Cross-Country OLYMPIC #5
日時:2010年7月31日 11:15〜
場所:Val di Sole(イタリア)
結果:Women Elite 32位(102人出走)
1、 WLOSZCZOWSKA Maja(POL) 1:23:00
2、 PENDREL Catharine(CAN) +00:05
3、 KALENTIEVA Irina(RUS)+00:14
4、 COMPTON Katherine(USA) +00:20
5、 NASH Katerina(CZE)+00:58
32、KATAYAMA Rie(JPN) +8:07

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2年前に世界選手権が開催されたバルディソレにてワールドカップ第5戦が開催された。2年前とはややレイアウトの変更があったが、とにかく登りがキツイコースという印象はそのままだ(というか、エスカレートしている?!)。一番軽いギアを使っても回転数が下がってしまうような激登坂が3か所もあった。下りは先週のシャンペリーのようなマウンテンバイクらしいテクニカルさは少ないが、フカフカした土質のオフキャンバーでのスピードの出し方にはてこずった。
去年の春に出場したMTBステージレースで出会った友人がここのローカルライダーなため再会を楽しみ、フードゾーンでのヘルプまでお願いすることができた。ワールドカップで毎回お世話になっているSPECIALIZEDのファクトリーチームも「困った時はいつでもおいで」とウエルカムしてくれて、個人参戦とは思えない素晴らしい環境でレースに臨むことができた。
 今回のスタートループは芝地で道幅の広い区間が長く脚力さえあれば前に行きやすい。先週の様な失敗は出来ないので入念にウォーミングアップをした。今回の第1目標はとにかくスタートループとファーストラップの順位を上げること。後半の事は考えずに号砲とともに全力を尽くした。52番目の位置からスタートしてスタートループの通過は43位。先週のように後退はしなかったので良かったものの、目標とするトップ20に入るにはパワーが足りない。このパワーに対応できるだけの新しい練習が必要だ。
その位置から1周目、2周目は周回ごとに4つずつ順位を上げていく。最後の2周は前後に選手が見えるまま途中抜きつ抜かれつを繰り返して同じ力の者同士の戦い。心が試される。今まで自分はナショナル選手権や五輪をかけた戦いなど大切な試合は勝ってきたので勝負強い方かと思っていたけど、実はこういう競り合いになると転んでしまう事が多かった。最近はそういった心の面での勝負強さを意識しながら過ごしていたので、それを発揮することがレース後半の目標だ。抜かされても焦ることなく、集中を切らすことなく、自分のベストの走りを続けて得意パートで抜き返す。凸凹が多いゲレンデでは愛車S-WORKS ERAのフルサスがギャップを吸収してくれるのでぐんぐん踏んで加速できる。最終ラップ。前の選手との差がじわじわ小さくなっていく。が、前も2人で競り合っているので追いつけそうで追いつけない。そして、私の後ろからさっきまで競り合っていた選手が再び迫ってきている。ゴールまで数百メートル。ナショナルチームのメカニックとしてお世話になっていて、今は海外チームで働くバスマンから檄が飛ぶ。「絶対ここでは負けられない。ここで勝たなきゃ、次のステップへ進まなきゃ。」とかなり集中して最後のスプリント。逃げ切ることができた。ゴール後、競り合った選手と笑顔で握手を交わせた時、レースっていいなぁ、と心から思えた。世界中の先週と力をぶつけ合い、引き出しあいながら、留まることなく階段を登っていきたい。


使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS FAST TRACK LK
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー3
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年09月07日

2010世界選手権レースレポート

SPECIALIZED 片山梨絵 レースレポート
レース名:UCI MOUNTAIN BIKE WORLD CHAMPIONSHIPS Cross-Country OLYMPIC
日時:2010年9月4日 11:00〜
場所:MONT-SAINTE-ANNE(カナダ・ケベック)
距離:1 Start Loop, 5 Laps - Distance: 26.0 km
結果:Women Elite 24位(67人出走)
1 、WLOSZCZOWSKA Maja( POLAND) 1:48:21
2、 KALENTIEVA Irina(RUSSIAN FEDERATION) +00:48
3 、KOERBER Willow(UNITED STATES OF AMERICA) +00:52
24、KATAYAMA Rie(JAPAN)+10:39

 世界選手権に出場するのは7回目。今年は今までとちょっと違う緊張感があった。去年までは、大きい大会ではあるけど何もかかっていない、ある意味気楽に「当たって砕けろ!」という感じだったけど、今年は手ごたえがあったので、「成績を残したい」という欲があって少しナーバスな部分もあった。
月曜日からコースの試走を開始。コースはスーパードライのパフパフな路面で滑りやすかった。スピードが出るので無駄な動きをした時に体にくる衝撃が大きく、いかに楽して速く走るかを探りながらの試走だった。水曜日は国別対抗のチームリレーに参加。エリート男子、U23男子、ジュニア男子、女子の4人で1周ずつリレーする。まだ攻略途中のコースを全力ダッシュで走った。もがいて体力的にきつくなるとハンドリングがおぼつかず、2回も前転してしまった。そのせいでタイムも伸びなかったけど、週末の本戦XCOに向けて良いシュミレーションができて良かった、本番で転ばなければいいや、と前向きな気持ちになれた。チームで戦う、といういつもと違うゲーム性を楽しめたのがプラスになったんだと思う。
 決戦は土曜日。朝起きてカーテンを開けると、夜のうちにかなり雨が降ったらしい。会場入りしたスタート2時間前はかなりのザーザー降り。とはいえ土質が砂っぽいので水はけは良さそうだ。SPECIALIZEDのファクトリーチームとカナダのスタッフから情報を集めて、タイヤはマッドタイヤではなく、セミウエットのサウザーウィンドをチョイスした。
 スタート。4列目と悪くない位置なのでもっと前に行きたかったけど、やっぱりまだまだ爆発的な力が足りない。結局渋滞にはまってシングルトラックは登りも下りもバイクを押してラン。乗車できる区間になっても前の選手が遅くてなかなかパスできずに苦戦した。下りの遅い選手でも、ダブルトラックに出たときに道を譲ってくれることなんてありえない。むしろそういう選手に限ってダブルトラックがむちゃくちゃ速かったりするのだ。フィードゾーンに出た瞬間に全力でもがいてなんとか前に出た。流れをせき止められていたので、ひとつ前の集団は視界に入らないほど離れてしまった。スタートループだけでトップから2分半近くの遅れ。追い上げるしかない。
 1周目は前に追い付いて、せき止められて、抜かせるところで抜かして、の繰り返し。下りも調子が良くて楽しい。タイヤチョイスも最高だ。2周目に入った時、「前は中国、40秒」と情報を得る。追うしかない。一番観客の多いロックセクションの下りで前の選手がバイクを押している。けど、私は良い感じで集中した戦闘ゾーンに入れていたので、恐怖心なくその選手を抜かしながらロックセクションをクリアーした。観客が沸いて盛り上げてくれたのが最高に気持ち良かった。そのまま調子づいてペースを上げていく。が、最後の高速な下りで後輪をリム打ちしたような嫌な感触が。しまった。コーナーでタイヤがヨレる感じがしたけど直線では普通に走れるので迷いながらもテックフィードをそのまま通過する。3周目。中国との差は10秒!もう捕まえるぞ、という時に、やっぱりコーナーで後輪がヨレる。スローパンクしているみたいだ。しばらくそのまま走ってみたけど後輪が気になってだんだん集中力が切れそうになったので、一度停止してパンク修理剤を入れることにした。丁寧にやったつもりがまさかの失敗。ムースがホイールに入っていかず、タイヤはペコペコのままだ。仕方がないのでテックゾーンまでそのまま走って、ホイールを交換した。トータル2分強のタイムロスでレースに復帰する。1〜2周目で「Rie!」と名前で応援してくれる集団のいる場所があったのだが、パンクしたタイヤで3周目にそこを通過すると「Oh~~~」と残念そうな声が聞こえた。私を見てくれている人がいる、応援してくれている人がいる。それがパワーになって、「ここで集中を切らすわけにはいかない!」という気持ちになれた。見えかけたTOP20と中国人は離れていったけど、結果を気にしている場合じゃない。今できることは戦う事だけ。とにかく前を追い続けて24位。いままでの世界選手権の中で一番良い成績でゴールした。ゴール後は調子良く走れた、出し切れたことが嬉しかった。しかし後になってレースアナリシス(ラップタイムや順位の変動)を見ると、TOP20入りのチャンスを逃したことが悔しくてたまらない。。。この気持ちを3週間後のアジア選手権、11月のアジア大会で金メダルを獲るためのエネルギーにしていこう!

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS サウザーウィンドF2.0、R1.8(1.8気圧)
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年10月02日

アジア選手権 レースレポート

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レース名:2010 Asian MTB Championships
日時:2010年9月29日 14:30〜
場所:韓国・チェチョン
距離:3 Laps - Distance: 18.9km
結果:Women Elite 2位
1 、REN Chengyuan( Chaina) 1:22:11
2 、KATAYAMA Rie(Japan) +03:14
3 、SHI Qinglan(China) +04:52
4 、CHOI Hye Kyeong(Korea)+06:22
5 、LIU Ying(China) +07:58
6 、NAKAGOME Yukari(Japan) +16:24
7 、GO Suk Mi(Korea) +17:22
8 、Nguyen Thanh Dam(Vietnam) +20:11
9 、LYOU Hyung Min(Korea) +25:12
10 、Mohd Radzi, Masziyaton(Malaysia) +29:05

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 スタートが上手く決まり、トップでシングルトラックに入っていく。が、思ったよりも体にキレがなく、中国人3選手に抜かされてしまった。ここでもっと踏ん張りたかった。コースの登りがきつく、どこまで自分をプッシュしていいのか自信をもてない弱さがあった。また、確実に良い順位でゴールしてポイントを獲らなければならない(ロンドン五輪出場枠獲得のポイントを稼ぐため)、ということが頭の片隅から離れず、優勝だけに貪欲になりきれなかった本音も否定できない。4番手で走っているうちに先頭のRen選手(中国)がじわじわ抜けだす。かなりダンシングを多用してプッシュしている。とにかく早い段階で2位まで上がらないと。じわじわ抜かそうとしても2位、3位の中国選手に幅寄せされて前に出させてくれない。コースを良く見て、道幅のある場所でスピード差をつけて一気に抜かす。乗車して登りきれるかどうかギリギリのテクニカルなアップダウンを繰り返し、第1フィードを2位で通過。トップとの差はすでに20秒。速い。ここから本格的なクライミングが始まる。つづら折れの先にRen選手が見える。心臓が張り裂けそうな急こう配のロングクライムを越え、一直線に山を下る。もっとテクニカルにしてくれた方がフルサスペンションバイクと経験では中国人選手にアドバンテージがあるのだが、ここのコースはとにかく真っすぐ落ちるだけ。下ったところで差は40秒。そして平坦基調でスタートラインへ戻ると差は35秒。ここで一気に差を詰めようと気合を入れる。と、滑りやすい登り返しでのミスが続いてしまった。第2フィードを通過すると、「最終ラップに入る前に渡してほしい」と頼んでいたレッドブルショットが出てきた。そうか、もう最終ラップか。ここのコースは1周が30分弱と長いため、たった3周でのレースだった。とにかく前を追う。先頭を走っている選手の足が激しいコースで痙攣するかもしれないし、河原の大きな砂利でパンクするかもしれない。レースが終わるまで、全力で、前へ。最終ラップは、男女合わせて誰も登れない急こう配の登り返し1か所以外は、全てミスせず乗車することができた。体力的にきつくても、バランスを崩しそうになっても、気持ちで負けて足を付くことだけはしたくなかった。ゴールゲートが見えた時、自分の2位が確定したとき、悔しくて涙が出た。Ren選手は強かった!ゴール後、お互いを称えあった。また11月、アジア大会で彼女とレースができる。強くなって、また挑もう。

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使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS F:LK R:サウザーウィンド1.8
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1+ウルトラバルム
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
スポーツドリンク:Kentai SPORTS DRINK
データ:POLAR RS800CX BIKE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

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2010年10月11日

ジャパンシリーズ最終戦 瀬女大会 レースレポート

レース名:ジャパンシリーズJ1 XCO最終戦 瀬女大会
日時:2010年10月10日 11:05〜
場所:石川県 白山市 白山瀬女高原スキー場
結果:女子エリート優勝
1、片山 梨絵(SPECIALIZED) 1:35:36.82
2、矢沢 みつみ        +5:50.66
3、中込 由香里(SY-Nak SPECIALIZED) +6:40.69

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アジア選手権の帰国から約1週間、次は石川県でジャパンシリーズの最終戦が開催された。春のシーズンインから夏まではレースが終わってもそれほど引きずる疲労は感じなかったけど、世界選手権以降はそうはいかない。2月にニュージーランドで今シーズン初レースを走ってから、約8か月が経過しているのだ。アジア選の後も体と相談しながら回復最優先で、11月18日まで続くシーズンの充電をしていた。
 金曜日に現地入り。Tシャツで十分な陽気で秋晴れの一日だった。今年の瀬女のコースはシングルトラックが2か所も削られてさみしい感じがしたけど、久しぶりのマウンテンバイクを、2か所あるダウンヒルを楽しんで好感触で試走を終了。翌日は朝から雨だったが路面はまだ荒れておらず、ドライタイヤで十分グリップするコンディションだった。チームメイトの啓祐に前を引いてもらったお陰で下りのスピード感を確かめることができた。
 当日は大雨!朝からスポーツクラスのレースを走ったメカニックのEddy情報によると、路面はかなりぬかるんでスパイクタイヤが必要とのこと。自分自身の体調がレース仕様になっていないので路面抵抗の小さいドライタイヤで少しでも楽をしたい…と思っていたけど断念してノブのあるタイヤに交換してもらった。
 スタート。今回はダンシングの練習をしたかったので、なるべく要所要所でダンシングを入れていく。コンディションを今日に合わせられなかったので平地の踏みでは粘れないだろうから、下りとシングルのスムーズさを武器にしてレースをするのが今日の作戦。しかし、5分前にスタートしたエキスパートの選手に1周目から追い付いてしまってそれができなかったのでちょっと焦った(レース中にも関わらず道を譲ってくれた多くのライダーには感謝です)。結局後ろとのタイム差が聞きとれずにヒヤヒヤしながらの走りだったけど、その緊張感がちょうど良く、悪くないタイムでゴールできた。抵抗の大きいマッド路面でももっとトルクをかけて踏めるようになりたい、という課題を残しつつも、まずまず上出来のレースだった。雨の中、泥の中、応援・サポートありがとうございました!


使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS F:Purgatory R:Storm1.8
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1、ウルトラバルム
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
レースウエアー:WAVE-ONE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年10月25日

ジャパンカップサイクルロードレース・レースレポート

大会名:JAPAN CUP CYCLE ROAD RACEオープン女子
日時:2010年10月23日(土) 11:07〜
場所:宇都宮市森林公園周回コース(14.1km×3周)
結果:
1位 西加南子(LUMINARIA)        1h18'45"
2位 片山梨絵(SPECIALIZED)         +03"
3位 明珍裕子(朝日大学)           +07"
4位 森本朱美(スミタ・ラバネロ)       +10"
5位 星川恵利奈(湘南ベルマーレ・コムレイド) +12"
6位 森田正美(チームブリヂストン・アンカー) +19"

レースの1週間前から体調が優れなかった。1週間でどうコンディショニングをしていくかは選手の腕の見せどころとも言えるところで、細心の注意を払っているつもりだったが、予想よりも回復が悪く、レースの2日前からは全身の筋肉が痛く熱が出てしまった。レース前日からは食欲も低下して、当日の朝にはトドメの腹痛(脱水を引き起こすアレです・・・)。レースに出るか出ないかを悩むのも面倒だし、強い選手はどんな時も強い。こんくらい乗り越えやる、と思ってスタートラインに立った。
本当は最初からガンガン行きたかったけど、2周目からに予定を変更。登りでペースを上げるが、体に力が入らない。。。もがけなくても、地脚だけで独走に持ち込める位の圧倒的な力を身につけていたかったが、足りなかった。2周目ラストの鶴カンの登りで上野選手がペースをあげた時、両ふくらはぎが痙攣してしまった。誤魔化しながらなんとかやり過ごし、そのまま3周目の登りも先頭で登っていく。常にふくらはぎはヒクヒク。さて、どうしよう。なるべく登りのたびにペースを上げて、みんなが脚を使ってくれればラッキー、ダメならしょうがない、と思って走り続けた。これで勝てれば自分の脚力にかなり自信が持てたものだが、そう簡単にはいかず、最後の登りであっさりと西選手に刺されてしまった。コンディショニングもレース展開も全て合わせて「実力」。シーズンを通して疲れていることを痛感した。今シーズン最後で最大のレースであるアジア大会まで1ヶ月を切っている。驕らず焦らず怠けずに、しっかり調子をあげていく。
今回、応援にきてくれたみんなと勝利を喜べなかったのが非常に残念です。これに懲りずに引き続き応援よろしくお願いいたします!

使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Amira 
ペダル:TIME アイクリック
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

2010年12月16日

第16回全日本シクロクロス選手権大会レースレポート

レース名:第16回全日本シクロクロス選手権大会
日時:2010年12月12日 10:00〜
場所:滋賀県 野洲市 マイアミ浜
結果:女子エリート 2位
1、豊岡 英子(panasonic Ladies) 0:36:56
2、片山 梨絵(SPECIALIZED) +00:23
3、宮内 佐季子(CLUB viento) +02:50

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今年はオフトレを充実したものにするために、シクロクロスにチャレンジしてみることにした。「どうせやるならとことん楽しく、とことん本気に!」という性格な私は、早速全日本選手権にエントリー。準備できる期間が限られているとはいえ、マウンテンバイクのチャンピオンというプライドも多少は守るべく、休養明けの12月からはシクロクロス特有のランニングや、シケイン(障害物)越えの練習などをして、新しいチャレンジへの新鮮な刺激を利用してスムーズに11年シーズンのトレーニングを開始できた。
 レース前日に会場入りしてマイアミ名物砂浜のコースを試走。すぐに車輪が埋まって前に進まなくなってしまう。上手な人の走りを観察したり、経験の多い人のアドバイスを受けつつ、タイヤの空気圧やギアのチョイスを工夫して何度もトライ!徐々に上達していく感覚は10年以上続けているMTBでは感じにくいけど、新しい種目は目に見えて上達していくので面白い!土曜日開催の関西シクロクロスのレースを応援しながらスタートのイメージトレーニングをして、ワクワクしながら会場を後にした。
 レース当日の朝は寒い!!冬のスポーツであるシクロクロスは寒い中でいかに体を動かすか、という工夫も必要なのだろう。この日はクロスにしては暖かい日だったようだが、私には十分な寒さだった。スポーツバルムの一番寒い日用の3番を脚中にぬりたくってスタートを待つ。
1分前、、、30秒前、、、この緊張感が心地よい。号砲と共に、チャンピオン・豊岡選手の後ろという位置取りでアスファルトの直線区間を進む。右コーナーで砂地へ入る前に先頭に出る。ここまではイメージ道理!だが、早速砂に埋まってすぐに抜き返されてしまう。「豊岡選手と競り合ってほしい」という多くの期待に応えるべく、せっかく見せ場を作ったはずなのに、それは5mほどで終了してしまった(苦笑)。
そこから一番長い砂地セクションへ。さっさとバイクを降りてクレバーにランするベテラン豊岡選手と、意地でも乗ってクリアしたい私の差はどんどん開いていく。この後通過したピットでは、早速15秒のビハインドとの情報。途中、宮内選手と順番が入れ替わったりしつつも、トップから20秒差の2位でスタートループを終了。
そこから3周回は常に20秒前後の差を保ちながらレースが進行した。レースへの集中がプラスに働いて、思ったよりも体が動いたし、シケイン越えや砂浜もそれなりのまとまった形にしてクリアすることができた。
 もちろんレースへは自分のために出場するのだけど、少しは豊岡選手の存在も気になっていた。春にロードナショナルの合宿で一緒に汗を流し、ペダルを踏みあった仲。今年はシーズン中にレース活動を一時お休みするなど、彼女の不調が気になっていた。そして、連覇し続けているという境遇は私も一緒。体調がすぐれないときに、モチベーションも上がらないまま何となくレースを走って、そしてチャンピオンになってしまった時、自分に対して感じる虚しさと惨めさ。そんな気持ちを味わってほしくない、そのままモチベーションを落としてほしくない、と勝手ながら考えていた。今回は思ったよりも良い位置で私が走れたので、最短で10秒差という局面もあった。常にペダルから力を抜けば逆転もあり得るレース展開ができ、それはきっと彼女にとってプラスになったはず、と勝手に自己満足している。彼女のもつチャンピオンのプライドや人間性を間近で感じることができて、とてもパワーをもらった。これからの海外での彼女の走りを応援&期待しつつ、私もMTBの世界で日本が強くなるために上を目指していきたい!
ここ7年間フルサスペンションバイクにしか乗っていなかったので、バイク操作が機材任せになっている部分が多かったけど、シクロクロスは完全リジット。サスペンションとなるのは自分の体しかない。そういった技術的なトレーニングに加えて、MTBの1/3ほどの短い競技時間でもがくことが課題となるレース前半のスピードアップに繋がることも期待している。やはり全日本という格式あるレースを走るにあたっての準備は濃厚な時間で充実していた。この調子で、これからも幾つかのクロスレースを走りつつ、オフトレを進めていきたい。

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使用機材
バイク:SPECIALIZED TC Sports
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm レッド3
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
データ:POLAR RS800CX BIKE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店

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2011年02月21日

SunshineCup#1レースレポート

レース名:Sunshine Cup#1(UCI Class-1)
場所:キプロス共和国 Larnaca
日時:2月20日11時31分〜
結果:6位(18ポイント獲得)
1、ANNIKA LANGVAD (EASTON ROCKETS:DEN) 1:45:39,463
2、BLAZA KLEMENCIC (FELT OTZTAL X-BIONIC:SLO) 1:50:46,232
3、KRISTINE NØRGAARD (HMTBK:DEN) 1:54:47,842
4、JANKA STEVKOVA (CK EPK DOHNANY:SVK) 1:56:47,322
5、ANNE TERPSTRA MPL (SPECIALIZED MTB TEAM:NED) 1:57:56,935
6、RIE KATAYAMA (SPECIALEZED:JPN) 1:57:57,366

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 去年は4月にスタートしたMTBシーズンだが、今年は2月。ロンドン五輪の出場枠を獲得するためのポイントチェースがもう始まっているが、日本はもうちょっとで枠獲得に届かない22位という位置。これを1回目の締め切りである今年の5月22日までに18位に上げることが今回の遠征の目的でありミッションだ。ヨーロッパおよび南アフリカのレースを転戦し、次日本に帰れるのは3ヵ月半後。このミッションに賛同してくれたのは、メインスポンサーはとして変わらずSPECIALIZED Japan。そしてサブスポンサーとしてポラール・エレクトロ・ジャパン、じてんしゃの杜、オージーケーカブトが加わってくれた。さらに、ここでは上げきらないほど多くのサプライヤーさん、Team Offroad to Londonメンバー(誰でも入れます!)。これら多くの人たちへの感謝をパワーと結果につなげなければ!
まず最初に訪れた国はキプロス共和国。トルコの下側、地中海に浮かぶ島。朝晩は冷え込むが、昼間は思ったよりも温暖ですごしやすい。日中のトレーニングは夏の装備で充分だった。土質は砂っぽくて、岩のごろごろしたシングルをジープ道でつなぐレイアウトだ(ホームページに動画がありますwww.offroad2london.com)。ヨーロッパのコースはテクニカルなうえに流れがあって面白い。またここで走れることが嬉しいと感じた。

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スタート。アスファルトのスタートループを反応良く飛び出した。風があるので2番手に下がってベストポジション。が、登りにさしかかった所であり得ない大失速をしてしまった。どんどん集団に飲まれていく。「悪夢だ」と思ったけど走る以外どうしようもなく、とにかくありったけの力でペダルを踏み込んだ。1周目は20番ぐらいを走っていただろうか。2周目でトップ10まで上がり、3周目の後半で一度は4位に上がる場面もあった。が、登りでアタックをかけられると体が反応できず、その差を埋めることができなかった。さらに最終ラップの最後の登りで両方の太ももが攣ってしまい、最後の最後で1人のライダーに刺されて6位でフィニッシュした。下りは去年よりも余裕があり、前との差を詰めることもできる。が、登りのパワーとスタートダッシュが去年のイメージまで上げきれていない。例年よりも短いオフシーズンの中でやるべきこともたくさんあり、まだレースに集中しきれていないのかもしれない。遠征が始まってしまえばあとはレースの毎日。このままの力で日本に帰る気はないので、これから気持ちも体もどんどん上げていきたい。

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バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS サウザーウィンドF2.0 R1.8
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto REALIS(スモークフラッシュ)
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:TIME ATAC TITAN CARBON
ウエア:WAVE-ONE
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
ニュートリション:パワージェル
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船・伊藤超短波 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜

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写真:Shuhei Takenouchi

2011年02月26日

Sunshine Cup#2 HC-Stage Race Stage1 レースレポート

レース名:Sunshine Cup#2 HC-Stage Race Stage1
場所:キプロス共和国 Macheras Forest
日時:2月25日13時36分〜
結果:ステージ5位
1、ANNIKA LANGVAD (EASTON ROCKETS:DEN) 19:21.626
2、BLAZA KLEMENCIC (FELT OTZTAL X-BIONIC:SLO) 20:07.640
3、LENE BYBERG (SPECIALIZED FACTORY TEAM:NOR) 20:36.030
4、ELISABETH BRANDAU (CENTRAL HAIBIKE:GER) 20:42.275
5、RIE KATAYAMA (SPECIALEZED:JPN)21:01.214
6、ANNE TERPSTRA MPL (SPECIALIZED MTB TEAM:NED) 21:02.576

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写真:Shuhei Takenouchi

 開幕から3週間はキプロス共和国でレースが続く。第2戦はオークラスのステージレースだ。3日間の総合ランキングでUCIポイントがつくが、今遠征の中で最も高ポイントを稼げるチャンス。先週のレースで登りの力感が足りなかったので、練習中の動画を見ながらポジションを少し変更してレースに臨んだ。
 前日に試走をしたコースは砂地の先週とは異なる土質で日本風の黒土。シングルトラックはかなり道幅が狭く、コーナーがオフキャンバーになっている場所が多いので神経を使う。下りも斜度がきつい区間が長く、テクニカルなものだった。
 初日の今日はXCOレースで使う周回コースを1周するタイムトライアル。1分ごとに選手がスタートする。当日の朝に少し降った雨のおかげで、ちょうど路面が締まって走りやすいコンディションだ。W-UPのダッシュは先週よりも感触が良く、少し救われた気分だった。
 スタート。20分そこそこのレースだ。とにかく、常に全力で。前半ループのシングルトラックがリズムよく流れた。と、調子に乗っていると1か所オーバーペースで足をついてしまう。ジープ道に出てひたすら踏む。当たり前だけどTTはつらい。。。コースの1/3を終えたバックストレート(スタートライン付近を通過して、後半の山へ再び入る)でLene(SPECIALIZED FACTORY TEAM)と5秒差、と聞かされたので、良いタイムが出るチャンスだと思って気合を入れなおす。が、後半区間は路面がボコボコしている区間や斜度のきついのぼりが多く、結果パワーの差でタイム差を広げられてしまった。
 まだまだトルクが足りない。けど、先週のスタートダッシュの大失敗から考えれば、1周だけのタイムトライアルで5位は悪くない。本来はもっと上にいなければならないことも分かっているけど、先週よりコンディションが上がっていることを励みに、明日からのステージも頑張りたい。

動画はこちら:http://www.offroad2london.com/index.html

バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS FAST TRACK LK
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto REALIS(スモークフラッシュ)
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:TIME ATAC TITAN CARBON
ウエア:WAVE-ONE
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
ニュートリション:パワージェル
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船・伊藤超短波 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜

2011年03月15日

【レースレポート】 Open de España #1 – Banyoles

レース名:Open de España #1 – Banyoles UCIレース(クラスは1or2で確認中)
場所:スペイン Banyoles
日時:3 月13日10時00分〜
結果:Women Elete 2位 
1, Anna VILLAR ARGENTE (ESP) 1:40:59
2, Rie KATAYAMA (JPN)  1:42:14
3, Sandra SANTANYES MURILLO (ESP) 1:43:25

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写真:Shuhei Takenouchi

 応援してくださる皆さま、そしてご家族、ご友人の心と体の健康を心から願っています。私は日本の現状をTVやインターネットでしか知ることができずもどかしい思いですが、少しでも明るいエネルギーとニュースをここヨーロッパから届けられるよう、日々のレース活動、練習を淡々と前に進めていきます。また、みんなの繋がりを、温かさを感じられるように、そして物理的な援助がわずかでも出来るように、JustGivingJapanにて募金活動を始めました。スポーツを通じて、日本を元気にできるよう、日本代表「TeamJapan」として頑張っていきます。このレポートを読んでくださるみなさんもぜひ募金にご参加ください。
https://justgiving.jp/c/3376

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写真:Shuhei Takenouchi

 先週のキプロスのレースから、疲労が回復しない日々が続いた。リカバリーライドをしても体が反応してこず、精神的にもちょっと参った1週間だった。しかしフランスに移動してBouc Bel Airというマルセイユから20kほど離れた静かな街にホームステイしてとてもリラックスした時間を過ごせたことがありがたかった。レースに出場するか散々迷った結果、行くことを決意。五輪枠獲得のためには長期的に良いコンディションでレースを走り続けることがマストだが、レースに出場しなければ獲得できるUCIポイントはゼロ。そのなかで出した答えとしては、無理やりもがくのではなく、体調なりに綺麗に、正しく走ることを目標としていた。
 ここは情熱の国スペイン!レース会場の雰囲気はいい感じに盛り上がっていて嬉しくなった。前日の大雨は止んで、お天気は最高、路面は最低(どろどろ)のコンディションだ。マッドレースは好きだし、精神的にはもう開き直っていたのでレースが楽しみだった。
 ライバルは去年も競り合っていたAnna。スタートとともに彼女は勢いよく飛び出し、私はフォームが崩れないぎりぎりの強度で彼女を視界にとらえながらレースを進めた。路面コンディションは近年まれにみる苛酷さで、バイクを押す区間が多数あった。一番ひどい2か所では歩いても足が滑って登りきれないので、観客が両サイドに立って、ライダーの腕とハンドルを引っ張り上げているような状況だった。乗り降りやランでAnnaとの差はどんどん開いていき、1周を終わるころには視界から消えてしまった。残念だけど今日は仕方がない。マッドレースのスキル練習と、ある程度のポイントを確実に獲得することを念頭に、今できるベストの走りを続けた。3周目序盤の下りで混走する男子選手に詰まってリズムを崩し、下りで転倒してしまった。ペダルがちょうど脛を削ってかなり痛い。。。しばらく力が入らず、大きくペースダウンしてしまった。そうこうしているうちに3位の選手にまで追いつかれてしまったけど、それをきっかけに、ルーズになりがちだったバイクの乗降時のタイムロスを減らすことに集中して、再び3位を引き離し、Annaとの差もだいぶ詰めてフィニッシュした。
 レースを終えて、先週よりも体調が回復してきているのを感じている。今週末は再びスペインでレースをする。もちろんAnnaも出場。今度こそは勝ちにいきたい!
 
動画はこちら:http://www.offroad2london.com/index.html

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写真:Shuhei Takenouchi


バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS サウザーウィンド
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto REALIS(スモークフラッシュ)
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:TIME ATAC TITAN CARBON
ウエア:WAVE-ONE
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1、レッド1(ひざ)
ニュートリション:パワージェル
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船・伊藤超短波 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜

2011年03月23日

Open de España #1 - Madrid レースレポート

レース名:Open de España #1 - Madrid - Casa de Campo (ESP/1) Cross Country
場所:スペイン Madrid
日時:3 月21日11時01分〜
結果:Women Elete 優勝(60ポイント獲得) 
1 Rie KATAYAMA (JPN) 1:21:21
2 Laura TURPIJN (NED) 1:21:41
3 Anna VILLAR ARGENTE (ESP) 1:22:11

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写真:Shuhei Takenouchi

 召集のコールが始まったが、どうやらスペインランキング順で呼ばれているらしい。UCIのコミッセルが来て訂正が入り、コールのやり直しとなった。スペイン語でナンバーを呼ばれても分からないので「English!!」と何度もお願いするがかなり混乱していて聞いてくれない。周りのライダーが通訳してくれたので助かったが、結局待っていても呼ばれないので前に行く。これはUCIレースなので、UCIランキングにのっとって少なくともTOP3では呼ばれるはずなのに。。。最前列に割り込ませてもらったが、スペースが狭かったのでハンドルをひっかけて落車するのを避けるため、スタートは安全にワンテンポ遅れて走りだした。ちょうどスタート後の直線は集団の後ろで走った方が楽なため、ペースが上がらなかったおかげで前まで出ることができた。3〜4番の位置でシングルに入っていく。ここマドリッドのコースはワールドカップで使われたものと同じらしいが、市街地のすぐ横にある公園のなかにあって、路面はカチカチに固まった白砂。コース前半は斜度のあるアップダウンを4回繰り返し、後半は平たん基調のスピードコースだ。コース前半下りにある滑りやすいコーナーのライン取りが前日の試走だけだと掴み切れなかったので、慣れた地元ライダーのライン取りを見て学習しておく。1周目は4人のパックで通過した。

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写真:Shuhei Takenouchi

 2周目に入り、積極的に前を引いていく。2週間前に疲労が蓄積して辛かった時、先週のレースを無理せず自分のペースで走る代わりに、今週のマドリッドは勝つ!と決めていたので、今日は行けるとこまでとことん自分をプッシュしていかないと!踏めるところはどんどん踏んで、後ろの様子を伺う。なかなかLauraとAnnaが離れない。

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写真:Shuhei Takenouchi

 3周目に入り、微妙にAnnaが遅れ始めた。Lauraは踏んでも全く離れないし、ペダルを緩めても前に出てくる気配がない。明らかに後ろで休みながら私の様子を伺っているのがわかった。早めに私から仕掛けないと、後手に回ったら不利だ。アタックをかけられない速いペースを保ちながらどこで勝負をかけるかを考えていた。コース中盤の平たんで、後ろの様子を伺うと、思ったよりも息が上がっている。今がチャンス!ちょうどその先のシングルの入口は1~2周回ともLauraが先頭で下りたがっていたので、彼女の使うラインを慎重に塞ぎながら加速して、先頭でシングルに入ることに成功した。この先の登り返しは私の方が上手く下りのスピードを活かせていたので、下りでアタックしてその先のコーナーも今までで一番スムーズに最速ラインを通過し、バイクをスピードに乗せたまま登り返しに侵入した。狙いどおりにアタックが決まって、そこから半周は死ぬ気で全力ダッシュ!4周目に入るころには2位のLauraが所々でしか視界に入らないほどのアドバンテージを作ることができた。「この先はミスのないように逃げ切らないと」と意識しすぎるがあまり、慎重になりすぎてコーナーでブレーキの解放が遅れて転んでしまった。こういった局面のメンタルをもっと鍛えないと。その転倒でLauraとの差がぐっと詰まり、再びスリリングな展開に。その先の登りはかなり斜度がきついうえに滑りやすく3周回とも失敗していたけど、「さっきの転倒の借りをここで返す!」と気合を入れて成功。そのまま後半ループももがき切り、1位で観客の盛り上がるフィニッシュゲートを通過した!ヨーロッパの1dayXCOレースでの優勝は初めてだし、しかもUCIクラス1。今年の遠征はUCIポイント獲得を目標にしていたのになかなか勝てなかったのもストレスだったので、本当に、本当に嬉しい優勝だった!木曜日にはポルトガルへ移動してポルトガルのUCIレースを2つ走る。今の勢いに乗って良いレースをして、4月末のワールドカップ開幕に備えたい。


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写真:Shuhei Takenouchi

今回、スペインのレース会場にて受付に募金箱を設置させてもらいました。51.18ユーロの募金をいただいたので、Just Giving「Team Japan MTB」に寄付します(http://justgiving.jp/c/3376)。レース会場でも、飛行機の中でも、日本から来たというと多くの人が日本の震災のことを心配してくれています。世界中の人が、日本のことを応援してくれています!頑張りましょう!
 
動画はこちら:http://www.offroad2london.com/index.html

バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS レネゲード
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto REALIS
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:TIME ATAC TITAN CARBON
ウエア:WAVE-ONE
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
ニュートリション:パワージェル
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船・伊藤超短波 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜